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イケメン調査隊

スクリーン映えする存在感、岡田健史がついに映画デビュー!

イケメン発掘調査隊

『弥生、三月 君を愛した30年』岡田健史(おかだ・けんし)【第145回:イケメン調査隊】

インタビュー

Q:『弥生、三月 ‐君を愛した30年‐』の脚本を最初に読んだときの感想は?

まず「30年」というワードが印象的でしたね。キャラクターたちが本当に生き生きとしていて、観客の方々に何を伝えたいのかっていうことが明確になっている脚本だなと。これを書いた遊川和彦監督はすごい! と思いました。

Q:本作がスクリーンデビューになりますね。

この作品はオーディションを受けさせていただいたんです。初めて受けた映画のオーディションに、こうして受かって、役をいただけて……「本当にラッキーだな、俺」って思います。あの大きなスクリーンに映れるんだ! という興奮と同時に、やっぱり不安もあったんですけど、いまの自分にできることを全身全霊でぶつけていこう! という気持ちでした。

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Q:オーディションで覚えていることは?

オーディションの内容は、脚本のあるシーンを演じるというものだったので、絶対にこの役を勝ち取りたいというよりも、とにかく自分が準備したことを全力で出そう! という気持ちでした。そのときは無我夢中すぎて、オーディションを受けたこと自体を最近ちょっと忘れかけていたくらい……。オーディションの部屋に入る前に、マネージャーさんとエレベーターの前で待っていたとき、窓から見えた看板のネオンがきれいだなぁ……と感じたことを思い出しました(笑)。

Q:あゆむという青年を演じるにあたって意識したことは?

23歳になったあゆむが、太郎と弥生、そして社会に向けて投げるボールは何なのか? ということを考えていました。いまの自分に表現できるできないは別として、やってみようと思っていましたね。

Q:遊川和彦監督からは、どのようなリクエストがありましたか?

監督とは根本的な解釈は共有できていたと思います。ただ、その根底にあるものをどう表出するのか、という点で僕のつたなさがブレーキになってしまうところがたくさんあって。そこを遊川監督の演出によって引き出していただいたなと思います。遊川監督は「ワンテイク目はこうだったけど、次はこういうふうにしてほしい」「いまの演技にこういうニュアンスを足して」「ここはちょっと削って」といろんなアプローチの仕方を提示してくださって。先日、まわりのスタッフ、キャストの方々から「遊川さんは作品に対して熱く、誠実に向き合っていて、本当にこの仕事が好きな方なんです」という言葉を聞いたとき、そう思っていたのは俺だけじゃなかったんだなと感じました。

Q:波瑠さん、成田凌さんとの共演はいかがでしたか?

共演シーンは少なかったんですが、完成した作品を観たときに、やはりすごいなと改めて思いました。30年間の人生を表現するというのは、並大抵のことではなく、最初は「大変だろうなぁ、どういうふうに演じるんだろう」ということに興味がありました。世代ごとにキャストを変えてもいいくらいのことをお二人は自分自身で演じて、成し遂げられていて。映画の撮影現場で僕が見ていた波瑠さん、成田さんはどんな心境だったんだろうなぁと想像するのが、いまだに楽しいです。

Q:あゆむが教師として教壇に立つシーンを演じた感想は?

難しかったです(キッパリ)。ついこの間まで、僕は教師を見上げる立場にいたので。脚本を読みながらも「教師ってなんぞ?」と思っていました。撮影現場では、なおさら強く思っていて。そんななかで、あゆむを表現しなければいけない。映画は初めてで、僕のレベルの低さ、緊張……いろんな要素がありながら、教壇に立ちました。あゆむとして言葉を発したときのことは、本当に、本当に、鮮明に覚えていて……。役の大きさやシーン数は関係ないんだと感じました。短いシーンでも、僕のなかに強烈に濃く残っているので、あゆむと出会えてよかったです。

Q:映画全体の中で特に気に入っているシーンは?

弥生と太郎が精神的にではなく、物理的にすれ違うシーン。実際にもありそうですよね。同じ空間にいるのに、「いま、わたしにはあなたが必要」「俺にはおまえが必要」とお互いに求め合っているのに、気づかずにすれ違っていく。本当にささいなことですが、それだけで2人の人生がまったく違うベクトルに進んでしまう。違う人生を歩んでいく姿がすごく印象的でした。

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一問一答 PRIVATE

Q:好きな映画を教えてください。

「(携帯の中のメモを調べながら)『それだけが、僕の世界』というイ・ビョンホンさん主演の映画です。イ・ビョンホンさんは僕にとって、女性に対する愛情表現のお手本、と言っても過言じゃないくらい大好きな存在。カリスマ的な役が似合うイ・ビョンホンさんが、いつもとは全然違うアプローチの仕方で、落ちぶれた元プロボクサーという設定のふつうの人を演じています。僕は携帯のメモのなかに作品を観た感想とかをいろいろ入れる派なんですけど、「最高だった!」と書いています(笑)。時間があれば、ぜひ観てほしい作品です。

Q:好きな女のコのタイプは?

これは本当に嘘偽りない僕の意見で、真実なんですけど……僕、好きなタイプがないんです。いままで好きになった人の共通点を思い浮かべても、女性っていうことしかなくて。だから、好きになった人がタイプですね。でも、こういう万人受けする答え、セコイですよね? 自分でも思います(笑)。

Q:理想のデートは?

ふつうの1日を過ごしたいです。朝、一緒に起きて、ごはんを食べて、散歩したり、買い物に行ったり、そしてまた一緒に寝て。もちろん、どこかに遊びに行ったりするようなスパイスも必要だとは思うんですけど。僕はふつうの日常を一緒に過ごせたらいいなと思いますね。当たり前って、当たり前じゃないから。

Q:オフが1日もらえたら、何がしたいですか?

映画をたくさん観たいです! つい先日はパラサイト 半地下の家族を久しぶりに映画館に観に行きました。劇場に行くまでの過程から始まって、ポップコーンのにおい、いろんな角度から聞こえてくる音、映像の大きさ……映画館ならではの環境で醸し出される作品の色、個性。映画館は独特の雰囲気があって、好きです。

Q:憧れの俳優は?

山田孝之さん、菅田将暉さん、大泉洋さん、岸谷五朗さん……大好きです。ほかにもたっくさんいます!

Q:趣味は何ですか?

掃除が大好きです。自分で言うのもなんですが、僕、将来いい夫になるんじゃないか? っていうくらい家事が好き。洗濯物をたたむのも好きだし、料理も好き。ゴミ拾いが趣味だったときもあります(笑)。いまでも自分が道を歩いているときに、缶とかを見つけたら拾いますね。ゴミ箱に入れればいいだけなので、特別なことをしているとか、まったくないです。それは高校のときからの習慣ですね。目についたゴミは拾えと野球部の監督からの指導があって。ゴミを拾って目の前をキレイにすると「視野が広がるんだ」っていう考え方です。

Q:映画鑑賞記録のメモをつけたり、掃除が好きだったり、もともとマメな性格ですか?

いや、もしかしたら、まわりの人は僕を見て「マメだ」って言うかもしれないですけど、僕、マメじゃないですよ。やりたいから、やっているだけですし。アバウトでいいことは、アバウトでやっちゃえ! っていう感じで平気でやっちゃう。おおざっぱなところもある性格です(笑)。

取材・文:石塚圭子 写真:上野裕二

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インフォメーション MOVIE INFO

弥生、三月 君を愛した30年

ドラマ「家政婦のミタ」「同期のサクラ」などの脚本家・遊川和彦が監督を務めたラブストーリー。長きにわたる男女の恋愛模様を、3月の出来事だけで紡ぐ。『流れ星が消えないうちに』などの波瑠と『カツベン!』などの成田凌がカップルを演じ、杉咲花、岡田健史、小澤征悦、黒木瞳らが脇を固める。

岡田健史プロフィール

生年月日:1999年5月12日 出身地:福岡県
身長:180cm
血液型:O型
趣味・特技:野球

芸歴:ドラマ「中学聖日記」(TBS系)の黒岩晶役で俳優デビューし、注目を浴びる。ドラマ「博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?」(FBS福岡放送)でドラマ初主演を務めた。11月公開の映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』で刑事役を担う。

映画『弥生、三月 君を愛した30年』は3月20日公開

(C) 2020「弥生、三月」製作委員会

公式サイトはコチラ>

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