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一世を風靡した人気子役&美少年~男の子編~

あの人は今

 過去にハリウッドで一世を風靡した子役スターたち。かつてはかわいらしかった彼らも、当時の面影を残したまま大人になった人もいれば、意外な変ぼうを遂げた人もいたりとさまざま。そんな彼らの今を調査します!(文・岩永めぐみ)

マコーレー・カルキン

マコーレー・カルキン
元気そうで何より!Barry King / WireImage / Getty Images,Steve Granitz / WireImage / Getty Images

 有名子役と言えばこの人。『ホーム・アローン』(1990)で一世を風靡したマコーレー・カルキンも今や40歳。17歳でレイチェル・マイナーと結婚直後に離婚、2004年にはマリファナ所持で逮捕、2012年に激やせした姿が報じられ、2018年には父親から虐待を受けていたことを告白するなど、波乱万丈な半生を送ってきました。そんな彼も最近ではマイペースに活動中。『ホーム・アローン』の主人公ケビン・マカリスターが大人になったという設定のGoogleアシスタントのCMが話題になったほか、俳優のセス・グリーンがメガホンを取った『チェンジランド(原題)/ Changeland』(2019)に出演。今後は『ホーム・アローン』リブート版へのカメオ出演も決まっており、どんな登場シーンになるのか楽しみ!

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ジョナサン・リプニッキ

ジョナサン・リプニッキ
いい人そうな雰囲気。Ron Galella / Ron Galella Collection via Getty Images,Tommaso Boddi / Getty Images

 トム・クルーズ主演の『ザ・エージェント』(1996)で、メガネ姿が愛くるしいレイ・ボイド役のジョナサン・リプニッキ。『スチュアート・リトル』シリーズの主演に抜てきされますが、仕事をセーブして公立高校に通った時期も。しかし、中学と高校ではいじめにあい、パニック障害やうつに苦しんだそう。そんな彼ですが、再び俳優の道に戻り、ドラマシリーズやインディーズ映画などで地道に活躍中。『ザ・エージェント』で母親を演じたレネー・ゼルウィガーが、『ジュディ 虹の彼方に』(2019)でアカデミー賞主演女優賞を受賞したときには、「おめでとう、ママ」とツイートしていました。ちなみに、29歳になった現在はブラジリアン柔術にハマり、マッチョな青年に成長しているのは意外すぎます!

フレディ・ハイモア

フレディ・ハイモア
雰囲気そのまま!rune hellestad / Corbis via Getty Images,Vera Anderson / WireImage / Getty Image

 『チャーリーとチョコレート工場』(2005)のフレディ・ハイモアは、ウィリー・ウォンカのチョコレート工場に招待された家族思いの少年チャーリー・バケット役でブレイク。『ネバーランド』(2004)や『アーサーとミニモイの不思議な国』(2006)などに出演する一方、ケンブリッジ大学で学び、卒業試験2科目で最優等生となるダブルファーストで卒業した秀才。近年は、アルフレッド・ヒッチコック監督作『サイコ』の主人公の若き日を描いたドラマシリーズ「ベイツ・モーテル」(2013~2017)で殺人鬼役にチャレンジ。自閉症の天才医師を演じたドラマシリーズ「グッド・ドクター 名医の条件」(2017~2020)では、ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門の主演男優賞にノミネートされるなど、28歳になった今も順調な成長ぶりです。

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ジョナサン・キー・クァン

ジョナサン・キー・クァン
髪型が変わってない!Paramount / Getty Images,Bobby Bank / Getty Images

 『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984)で、ハリソン・フォード演じるインディと一緒に冒険を繰り広げたショート・ラウンド役のジョナサン・キー・クァン。現在は49歳となり、スタントコーディネーターに転身しています。『グーニーズ』(1985)や本田美奈子主演の『パッセンジャー 過ぎ去りし日々』(1987)などに出演後、オーストラリアで歌手を目指したこともありましたが断念。南カリフォルニア大学で映画製作を学んだ後、テコンドーを習得し、『X-MEN』(2000)や『ザ・ワン』(2001)にスタントスタッフとして携わっています。

ウィル・ウィートン

ウィル・ウィートン
愛くるしいブラウンの瞳に面影あり!George Rose / Getty Images,Alberto E. Rodriguez / Getty Images

 青春映画の金字塔『スタンド・バイ・ミー』(1986)で物語を作るのが得意な繊細な少年ゴーディ・ラチャンスを演じたウィル。48歳になった現在は、俳優を続けながら、オタク文化への豊富な知識を活かした活動家としても知られています。ドラマシリーズ「新スター・トレック」(1987~1994)や映画に出演する一方で、多くのアニメやゲームで声優を務め、『劇場版 NARUTO-ナルト- 疾風伝』(2007)の足穂とシズクの英語吹き替えなどを担当。また、2001年に始めたブログでゲームやSFなどをテーマに綴ったり、そのブログをまとめた本を出版したり、独自のキャリアを築いています。

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ハーレイ・ジョエル・オスメント

ハーレイ・ジョエル・オスメント
笑うと下がる眉毛の感じがそのまま!Ron Galella, Ltd. / Ron Galella Collection via Getty Images,Michael Tullberg / Getty Images

 幽霊を見ることのできる少年コール・シアーを演じた『シックス・センス』(1999)で、11歳にしてアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたハーレイ・ジョエル・オスメントも32歳に。『A.I.』(2001)でもその切ない演技で多くの観客の涙を誘いました。2006年に酒気帯び運転、マリファナ所持で逮捕されるなど一時は荒れていましたが、ニューヨーク大学で実験演技を学んで、更生に成功。貫禄たっぷり(?)の青年に成長し、その変ぼうぶりには驚かされますが、テレビドラマや映画にコンスタントに出演。ドラマシリーズ「シリコンバレー」(2017)や『テッド・バンディ』(2019)などで好演をみせています。

ジャスティン・ヘンリー

ジャスティン・ヘンリー
ビジネスマン!Ron Galella / Ron Galella Collection via Getty Images,Jon Kopaloff / Getty Images

 『クレイマー、クレイマー』(1979)でダスティン・ホフマンメリル・ストリープ演じる夫婦の幼い息子ビリー・クレイマーを演じたジャスティン・ヘンリーは、隣人だったキャスティングディレクターの目に止まり、初めての演技ながら8歳でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたラッキーボーイ。『スウィート・ハート・ダンス』(1988)への出演後に俳優活動を一旦休止、大学で心理学を修めました。49歳になった現在は、デジタルマーケティングなどのビジネスで成功するかたわら、テレビドラマ「ブラザーズ&シスターズ」シーズン4や映画で俳優としての活動も続けています。

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ノア・ハサウェイ

ノア・ハサウェイ
ちょっぴりイカつい雰囲気。Gabe Ginsberg / Getty Images,

 『ネバーエンディング・ストーリー』(1984)で勇者アトレーユを演じたノア・ハサウェイ。かつては美少年だった彼も48歳になり、現在ではタトゥーだらけのコワモテ男性に変身。2歳でキャリアをスタートさせ、10歳の時に出演した『ネバーエンディング・ストーリー』で脚光を浴びたものの、撮影中は怪我が絶えず、毎月入院していたとか。1994年からはハリウッドと距離を置き、ダンサーやタトゥーアーティスト、マーシャルアーツのインストラクターとして活動していましたが、2012年に『SUSHI GIRL』への出演で18年ぶりに俳優業を再開しています。

ジョセフ・マッゼロ

ジョセフ・マッゼロ
順調にキャリアを構築中!Ron Galella, Ltd. / Ron Galella Collection via Getty Images,John Lamparski / Getty Images

 『ジュラシック・パーク』(1993)の恐竜好きの少年ティムや『マイ・フレンド・フォーエバー』(1995)のHIVに感染している少年デクスターなどを演じたジョセフ・マッゼロ。子役時代を経て、映画芸術を学ぶために南カリフォルニア大学に入学。そのとき大学への推薦状を書いてくれたのは、なんとスティーヴン・スピルバーグだったそう。そのスピルバーグが製作総指揮を務めるドラマシリーズ「ザ・パシフィック」(2010)でメインキャストの一人を演じました。現在36歳で、最近では世界的に大ヒットした『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)でクイーンのベーシスト、ジョン・ディーコンを演じたことで話題に。

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ビョルン・アンドレセン

ビョルン・アンドレセン
世界一の美少年、タジオ! Sunset Boulevard / Corbis via Getty Images

 美少年の代名詞と言っても過言ではない、『ベニスに死す』(1971)のタジオ役で世の女性をとりこにしたビョルン・アンドレセン。1971年の公開から約50年がたった今も、その美ぼうが語り継がれています。しかし、彼にとって美少年と言われ続けるのは呪いのようなもので、「檻の中に入れられた珍しいペット」の気分だったそう。『ベニスに死す』の後は出身地のスウェーデンなど主に北欧を拠点にミュージシャンや俳優として活動していましたが、『ミッドサマー』(2019)で久しぶりにスクリーンに登場。衝撃的なシーンで物議を醸しました。とはいえ、さすがに65歳ともなれば風ぼうも変わり、無造作に伸ばした髪もヒゲも真っ白で、あのビョルン・アンドレセンだと気がつかない……かも。

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