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若手注目株の上村海成、高校生役でフレッシュな魅力を発揮!

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『鬼ガール!!』イケメン調査隊 上村海成(かみむら・かいせい)【第149回:イケメン調査隊】

インタビュー

Q:主人公が“鬼族の血をひく女子高生”という本作の設定について、どう思いましたか?

最初に「こういう映画だよ」と話を聞いたときは、正直、え!? って思ったんです(笑)。でも、実際に台本を読んで、撮影に入った後は、全然とっぴに感じなかったというか……。鬼は確かにめずらしい存在ではあるけど、いてもおかしくないんだなって。鬼だって、僕たちの生活に溶け込んでいる、ふつうの、ただひとりの人間なんだなぁって思いましたね。

Q:今回演じた神宮寺岬先輩は、学校のスター的存在。上村さんから見て、どんなキャラクターでしたか?

台本を読んで、キャラクターについて考えていくうちに、この人になれたら、幸せだろうなぁって感じたんです。まわりの女のコたちにチヤホヤされることがうらやましいとかじゃなくて。彼にはマイナスの思考がほとんどないんですよね。カリスマ性があったり、優しかったり、人に好かれる要因をいろいろ持っている人だと思いました。

Q:岬先輩を演じる上で参考にしたことは?

はじめは「どーしたらいいんだろう」とけっこう途方にくれました(笑)。僕が今まで生きてきた中で、彼ほど飛んじゃっている人は見たことがなかったので。現実の世界から引っ張ってくるのは無理だなと思って、アニメとか創作物の中から、いろいろな要素を寄せ集めてやろうと。特にアニメ化もされたマンガ「犬夜叉」の弥勒は参考にしました。

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Q:これまで上村さんが演じてきた役柄とは、また全然違ったキャラクターが新鮮でした。

演じるときに大事にしたのは、とにかく恥を捨てる! ということですね。上村海成の状態のままだと、言葉にするのは、ちょっと恥ずかしいなっていうセリフが多かったんです。でも、恥ずかしがっていたら、彼のすばらしいブッ飛び具合を表現することができないんじゃないかなと思ったので。恥を捨てる! 自分を滅す! を意識しました(笑)。

Q:岬先輩がことあるごとに、前髪をサラッとかきあげる仕草もおもしろかったです。

はじめて岬役のメイクをしてもらったときに「この髪型だと、髪をかきあげるだろうな」って思ったんです。ふだんはけっこうセットしていることが多いから、髪はあんまり触らないようにしているんですけど。今回は、前髪を真ん中で分けただけだったので「この小道具は、もう使うしかないな」と。あとは、台があったら、すかさず登ろう! とか、とにかく目立つポジションを取ろう! みたいな(笑)。自分のアイディアもちょこちょこ入れながら、監督と一緒に作り上げていきました。

Q:ヒロインの鬼瓦ももかという女のコは、どんなところが魅力的?

めげないところです。真っすぐで、まじめで。はたから見たら、「もう望みないじゃん」というときも、負けずに、何度倒れても挑んでくる。あの根性が魅力的だな、かっこいいなと思いました。

Q:劇中劇として、映画部で撮る“映画”と、演劇部やロックバンドの協力のもとで上演する“舞台”があるという経験はいかがでしたか?

鬼ガール!!』の中で、映画を撮っているシーンでは「今はどのカメラを意識すればいいんだっけ?」とちょっと混乱したりもしたんですけど。舞台のシーンのほうは、もともと何本か舞台をやらせていただいたというのもあり、ただ純粋に、舞台の公演をやっているという感覚でした。舞台シーン中は『鬼ガール!!』のことは完全に頭から飛んでいたので、意外と難しくなかったです。

Q:殺陣のシーンはどのように練習したのですか?

殺陣はこれまでやったことがなかったんです。でも、今回は高校生の役だから、逆に殺陣が上手すぎても困るのかな、っていうのもあって(笑)。事前に特訓するというより、撮影していく中で、動きを身につけていったという感じでした。殺陣の先生がすごくわかりやすく教えてくださったので、短い期間でもなんとかやり切れました。

Q:今回の岬先輩や、『思い、思われ、ふり、ふられ』の我妻くん役など、高校生役が続いています。上村さん自身は、実際にどんな高校生でしたか?

今振り返ると、なんてことない高校生だったと思います。派手ではなかったですね。「映画を作るぞ!」と気合に満ちあふれたこともなかったし。全然、目立つ高校生ではなかったです。だから、この映画は“第二の青春”でした。

Q:岬先輩は、ももかの言葉で「表現することが好き」と気づきますが、上村さんが「演技することが好き」だと気づいたのはいつですか?

18歳か19歳のときです。舞台の公演中、休み時間に楽屋で、俳優仲間と一緒にモノマネ遊びをしていたんです。まず誰かが、架空の人の名前と職業、性格をパッと言って、指名された人がそのキャラクターを即興で演じるんです。その場では僕が一番年下だったので、キャラをふられては、どんどん演じていくうちに「あ、これって演技と一緒じゃん! 演技って、おもしろいじゃん!」と気づいて。時間つぶしのためにやっていた、楽屋での遊びで気づくってなんか微妙なエピソードですが……(笑)。

Q:『鬼ガール!!』での思い出深い撮影は?

やっぱりラストのほうに撮った劇中劇ですかね。あー、でも、自転車に乗った6人が並んで坂道を下りていくシーン! めちゃめちゃ怖かったんです(笑)。みんなのペースを合わせるために、何回か撮ったんですけど。撮影中「うわ~、高校生のとき、こういうことしたな~」って懐かしくて楽しい記憶があふれてきました。

Q:本作の舞台であり、ロケがおこなわれた大阪・奥河内の印象はいかがでしたか?

人があったかい、っていうんですか。今回はけっこう地域に密着した作品だったので、奥河内に住んでいる方たちが協力してくださって。みんなで一緒に作っている感覚でした。すごくやりやすいけど、なんだか親に見られているみたいな、ちょっと恥ずかしいなっていう気持ちもありましたね(笑)。自然体でいられて、心に余裕が生まれるような、すごくのどかな空気感でした。

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一問一答 PRIVATE

Q:好きな映画を教えてください。

川の底からこんにちはが好きです。淡々としていながら、物語にちゃんと起伏があるというか。初めて観たのは中学生のときですが、今でもしょっちゅう観ています。

Q:好きな人のタイプは?

自分がしっかりしている人、ですかね。流行りとか、まわりに動じない人がいいなと思いますね。ルックスの好みは特になくて……でも、清潔感がある人がいいです。

Q:理想のデートは?

すごくインドア派なんです。なので、どこかに行くとかじゃなくて、家の中でできる、いろいろが好きですね。外でおいしいもの食べよう、じゃなくて、デリバリーで「何食べよっか?」と悩んでいる時間が好きです。だから、家でデートが一番ですね。まわりに気をつかわず、ゆっくりできるのがいいな、って思います。

Q:好きな俳優は?

女優の麻生祐未さんがすごく好きです。以前、NHKの連続テレビ小説「半分、青い。」で共演させていただいたんですけど。ファンです、とか言えなかったです、恐れ多くて。ただ、チラチラずっと見ていました(笑)。麻生さんって、すごく品のある方なんですよ。実際に会っても、そう思います。にもかかわらず、WOWOWのドラマ「5人のジュンコ」を観たとき、失礼な言い方ですけど、ものすっごく下品だったんです。麻生祐未さんって、ふだん、あんなに品があるのに、こんな汚い役もできるんだ……と。演じるキャラクターに幅があるけど、どれもぜんぶ、自分の個性が絶対に残っている。単にいろいろな役ができる人じゃなくて。役とともに、本人の魅力を常に出し続けられる方はすばらしいですよね。そういうところが、すごく好きです。……恥ずかしい(照)! これ、本人には絶対読まないでもらいたいです(笑)。

Q:ふだん、オフの日はどんなことをしていますか?

インタビューで申し訳ないんですが……ほんっとになにもしてないんです。最近は朝起きるようになったんですけど、今までは夕方に起きて。ケータイいじって、気づいたら夜中で、また寝て……っていうだけの。本当にトイレに行くときしか動かないような生活なんです、休みの日は(笑)。でも、最近は、自粛期間が長かったこともあって、ずっと家にいて、肌が白くなりすぎて、よくないなと思って。昼間、自転車に乗るとか、わりとアウトドア的なことをし始めました。

Q:では、今、丸一日、お休みがもらえるとしたら?

理想はあります! 屋内でフライトが体験できるインドア・スカイダイビングに行きたいです。でもまぁ、たぶん、いざ休みとなったら、行かないんだろうな~と思います。たぶん、また寝て、一日をつぶしちゃうんだろうなぁって……(苦笑)。

Q:空手が特技なんですよね?

いやいや、中学生のときに調子にのって、プロフィールの特技の欄に、空手と書いちゃったんですけど、空手はできないです! 空手は3歳から10歳まで習っていました。最初は僕が「やりたい」と言ったらしいんです。それまでは戦いゴッコの遊びが嫌いだったんですけど、空手を始めてからは、なんなく入り込めるようになって。あと、小さいころはずっと病弱だったんです。でも、空手のおかげで身体も強くなりましたね。そんなふうに、空手には、かなりいろいろ助けてもらったのに、スパッとやめちゃって申し訳ないです。

Q:一番好きなスポーツは?

ダンスですね。小学6年生くらいから、飛び飛びだったんですけど、高校2年の終わりくらいまで習っていました。きっかけは、それまで習っていた空手をやめたくて。ちょうど空手と同じ曜日の同じ時間にダンススクールがあったので。親には、ダンスがめちゃくちゃやりたい! っていうふうに話して、ダンスにチェンジしたんです。だから最初は、ダンスにも別に興味なかったんですけど、やってみたら、全然イメージと違って、どんどんおもしろくなりました。

Q:お気に入りのスポットは?

家です(笑)。ごめんなさい、家の話ばっかりしてるな。自分のベッドが一番いいです(笑)。

Q:今、ハマっていることは?

さっき話した、お昼の自転車ですね。ハマっているというか、ハマるようにしているというか、ハマってくれなきゃ困るというか……。だいたい1時間くらい走るんですけど、ケータイを見ずに行くんです。知らない道を行こう! とぜんぶ今まで通ったことのない道を選びます。毎回、ほぼ迷子で。帰ってこられないんです。たぶん、そんなに遠くには行っていないはずなんですけど、結局1時間くらいかかっちゃうんです。先日は知らないところに行って、2時間くらい帰ってこられなくて困りました(笑)。

Q:行った先で、どこかに寄ったりするんですか?

しないです。最悪の場合に備えた、ペットボトル1本分のお金しか持たないようにしているので。あと、パジャマみたいな格好なんで、遠出しても、お茶なんて恥ずかしくてできない(笑)。でも、自転車で走っていると、いろいろな発見があります。あ、ここらへん……って言っても、ここらへんがどこらへんなのかも知らないけど……こんなおしゃれなカフェがあったんだ、とか。ただ、道がわからないから、2度とたどり着けないんです(笑)。

取材・文:石塚圭子 写真:奥山智明

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インフォメーション MOVIE INFO

『鬼ガール!!』

鬼伝説が残る大阪の奥河内を舞台に、鬼族の血筋であることに悩む少女が、高校生活に奮闘する中で自らと向き合う青春ドラマ。NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」などの井頭愛海が映画初主演を務め、『ソロモンの偽証』シリーズなどの板垣瑞生、『ホットギミック ガールミーツボーイ』などの上村海成と桜田ひよりのほか、吉田美月喜曽野舜太山口智充らが出演。『100回泣くこと』『トリガール!』の原作者・中村航が原作・脚本監修を担い、『恋のしずく』などのプロデューサーを務めた瀧川元気が初監督を飾る。

上村海成プロフィール

生年月日:1997年2月25日
出身地:東京都
身長:170cm
血液型:A型
趣味・特技:水泳・空手・ダンス

芸歴:2010年からメンズモデルとして活動を開始。連続テレビ小説「半分、青い。」(2018)の楡野草太役にて注目を浴び、以降、映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』(2019)の八木すばる役、PARCO PRODUCE 舞台「命売ります」(2018)井上薫役、CX/FODドラマ「地獄のガールフレンド」石原役などを担った。今年公開の『思い、思われ、ふり、ふられ』では我妻暖人を演じている。

映画『鬼ガール!!』は10月16日公開(10月9日に大阪先行公開)

(C) 2020映画「鬼ガール!!」製作委員会

公式サイトはコチラ>

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