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衝撃の人種差別ホラー!『ゲット・アウト』監督製作

 ゲット・アウトなど、人種差別を風刺した社会派ホラーで高い評価を得るジョーダン・ピール監督。今、最も新作が待望される監督の一人である彼が製作総指揮を務めたのが、ドラマ・シリーズ「ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路」。今年8月から放送が始まった全米では次々と中毒者を生み出している未体験ホラーが、早くも日本上陸する!(文:くれい響)

衝撃の人種差別ホラー!

 恋人の実家を訪れたアフリカ系アメリカ人青年の恐怖を描き、アカデミー脚本賞を受賞した『ゲット・アウト』や、自分と瓜二つの家族に遭遇した一家に起こる惨劇を描いたアスなど、人種差別の現実を風刺した社会派ホラーで注目を浴びるジョーダン・ピール監督。彼が『スター・ウォーズ』シリーズや「ウエストワールド」のJ・J・エイブラムスと製作総指揮を務めたドラマ・シリーズである本作。1950年代が舞台のSFファンタジー要素も入ったホラーで、昨今の人種差別反対運動ブラック・ライブズ・マター(=BLM)に呼応するかのようなタイムリーな物語が展開。人種差別について、改めて考えさせられる衝撃作だ!

モンスター化する警官

 行方不明の父から届いた手紙を手がかりに、帰還兵の黒人青年・アティカスが伯父・ジョージと友人・レティとともに、父の捜索と先祖の謎を解く旅に出発。その道中で人種差別という現実の恐怖と、モンスター襲撃という非現実的恐怖に遭遇する。『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』のジョナサン・メジャースと『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』のジャーニー・スモレットという、今注目を浴びる若手キャストがアティカスとレティを演じるなか、彼らをパトカーで追跡し、棍棒で殴りかかるモンスター化した警官や、不気味に忍び寄る白人至上主義団体KKKなどの人種差別主義者のキャラクターが次々登場。彼らの存在が日常を恐怖に陥れる!

エレベーターで頭部切断!

 本作のタイトルにもなり、劇中で重要なモチーフとなっているのが、幻想・怪奇小説の先駆者であるH・P・ラヴクラフト。本作では彼が自身の作品で描いた視覚的に恐ろしいモンスターが黒人の抱く恐怖の具現化として登場! 森林で白人警官に囲まれたアティカスらの前に現れた巨大モンスターが次々と警官を喰いちぎる姿は、まるで吸血鬼かゾンビのよう。また、レティが購入した古い屋敷のまつわる事故物件的エピソードでは、屋敷に不法侵入した人種差別主義者の頭部を超高速エレベーターが切断! さらに、地下の暗室には頭だけ赤ん坊のバスケ選手や両手が切断された少女の怨霊らが集結。このような情け容赦ない血まみれスプラッタ描写も見どころだ!

お化けの怒りが爆発!

 巨大モンスターの群れから逃げ切ったアティカスらがたどり着いたのは、魔力などの特殊能力を持った一族の大邸宅。ここでは夜な夜な不気味な儀式が行われ、死んだと思われたキャラクターも復活を遂げる。また、先の“事故物件”では「こっくりさん」で遊ぶ子どもたちにもポルターガイスト現象が起こるなか、霊媒師との壮絶な悪霊払いバトルも! まさにお化け屋敷要素たっぷりで、実際にホラーオタクであるジョーダン監督の趣味も全開。また、舞台も街から秘境、宇宙へと、エピソードごとに変わり、SFやアドベンチャーなどのエンタメ要素が加わる予測不可能なエピソードが展開。社会派ホラーにとどまらないハイクオリティなホラーとしての面白さが満載だ。

ドラマ「ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路」はAmazon Prime Video チャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」にて毎週土曜に1話ずつ更新
※11月22日まで第1話無料配信 ※字幕版のみ
公式サイト>>

BS10スターチャンネル・STAR1にて11月26日より毎週木曜よる11時ほか放送(字幕版)
※11月22日よる7時20分 字幕版第1話先行無料放送
吹替版はSTAR3にて11月30日より毎週月曜よる10時ほか放送
※11月30日第1話は無料放送
公式サイト>>

作品情報はコチラ>>

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