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『インディ・ジョーンズ』あるある言いたい

 ハリソン・フォード主演の『インディ・ジョーンズ』シリーズ第5作が、ついにイギリスで撮影スタート! 今も変わらぬ大人気シリーズですが、実はあるあるネタの宝庫。これはもう製作陣がワザとやっているとしか思えない! シリーズ第5作でも継続されるに違いないあるあるネタを、今からチェックしておきましょう。(文・平沢薫)

注:本文中は、シリーズタイトルをシリーズ何作目かを示す数字で表記しています。 『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981)…『1
インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984)…『2』
『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989)…『3』
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)…『4

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冒頭でインディが誰かに財宝を奪われがち

インディ・ジョーンズ
とったるでぇ~。Sunset Boulevard / Corbis via Getty Images

 スゴ腕トレジャーハンターのインディですが、実は毎回映画の冒頭で、せっかく手に入れたお宝を誰かに横取りされてしまうのがお約束。『1』では南米で遺跡の宝物を、『2』では上海で清王朝の宝物を奪われ、『3』では少年時代のインディが由緒ある十字架を手に入れる……と思わせてやっぱり横取りされます。宝探しは得意なインディだけど、手に入れるのは得意じゃない? もっともそれは前振りで、メインの宝探しはその後に始まります。

帽子とムチがマストアイテム

インディ・ジョーンズ
かなり使い込んでおります。Paramount Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 インディといえば、あの帽子とムチがマストアイテム。これまで全作に登場し、ムチは武器としても大活躍。また、インディが逃げる途中で帽子を落とし、それをわざわざ拾うのもお約束。インディがこの2アイテムを愛用するようになった理由は『3』で描かれました。

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『スター・ウォーズ』ネタが登場する

インディ・ジョーンズ
壁に注目!Paramount Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 『インディ』シリーズの原案&製作総指揮は『スター・ウォーズ』の生みの親、ジョージ・ルーカス。そして主演は『スター・ウォーズ』の人気俳優、ハリソン・フォード。だからでしょう、作中には『スター・ウォーズ』ネタがあちこちに。『1』の冒頭近く、インディが逃げる飛行機の機体に0B-CPOという文字があるのは、オビ(Obi)=ワン・ケノービとC-3POの合体。財宝が安置されている場所の壁面にびっしり描かれた象形文字や紋様の中にはC-3POとR2-D2の姿も。『2』では上海のクラブの名称がクラブ・オビワン。『4』ではインディが『スター・ウォーズ』全作に登場するお約束セリフ『なんだか嫌な予感がする』と言うシーンまで。ルーカスも監督のスティーヴン・スピルバーグも、このシリーズでは遊んでる?

冒頭でパラマウントのロゴが最初のシーンに重なる

インディ・ジョーンズ
Gabe Ginsberg / WireImage / ゲッティ イメージズ

 冒頭に出てくる製作スタジオ、パラマント・ピクチャーズのロゴは、星が並んだ円の向こうに先の尖った山があるという形。このロゴに重なって最初のシーンが出現するのも、このシリーズのお約束。『1』ではインディが財宝を探している南米の山に、『2』では上海のクラブのドラの浮き彫り模様に、『3』では少年インディがボーイスカウトの訓練をする岩山に重なり、そこから物語がスタート。このシリーズ、導入部がシャレてるんです。

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ヘビが苦手なシーンがある

インディ・ジョーンズ
ひいいいいいいい!Paramount Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 『1』の冒頭でインディが飛行機で逃げるときにヘビを見つけて『ヘビは大嫌いなんだ』と言って以来、インディはヘビが苦手なために困るシーンが毎回登場。『1』でも『2』でも、遺跡にはヘビがウジャウジャ。インディがなぜヘビが嫌いになった理由は『3』に登場、ここでもヘビの大群が登場します。そして『4』では、ロープの代わりに大蛇を使わなくてはならない事態に。

インディの飛行機移動は地図と矢印で表現

インディ・ジョーンズ
Paramount Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 インディが世界中の国々を飛び回るのもこのシリーズのお約束ですが、インディが飛行機で別の国に向かうときの映像にも、定形のパターンがあります。飛行機の背景が地図になり、インディの移動が地図の上に矢印で示されるという、とってもわかりやすい映像表現になっています。その移動が始まるときに、あのおなじみのテーマ曲「レイダース・マーチ」が流れるのもお約束。さあ、冒険が始まるぞ、という気分が盛り上がります。

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インディは気の強い女性がお好き?

インディ・ジョーンズ
グッとくる~。Paramount Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 インディの冒険の旅にはいつも女性の同行者がいますが、なぜか彼女たちは全員、気が強くてインディに反発しがち。『1』『4』のマリオン(カレン・アレン)、『2』のウィリー(ケイト・キャプショー)も、インディに腹を立てて頬をビンタします。『3』のエルサ(アリソン・ドゥーディ)にはビンタされないのかなぁと思ったら、父親がビンタしました。『4』ではケイト・ブランシェット演じる敵に頬を手のひらでピタピタされて、ビンタより怖い目にあいます。これって、インディの好み?

スタッフがカメオ出演する

インディ・ジョーンズ
撮影現場で楽しそうな、ハリソン、ルーカス、スピルバーグの3人。Paramount Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 遊び心は、スタッフたちがカメオ出演にも。『1』にはプロデューサーのフランク・マーシャルが飛行機パイロット役で、特殊効果のデニス・ミューレンがナチスのスパイ役でカメオ出演。『2』の空港のシーンの背景には前作のマーシャルがまた登場、そのうえなんとルーカスとスピルバーグも。また、このシーンのカメオはスタッフだけじゃなく、スピルバーグの『1941(いちきゅうよんいち)』に出演した『ゴーストバスターズ』でお馴染みの俳優ダン・エイクロイドが空港職員役でカメオ出演しています。みんな、インディ映画に出たかった?

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小さな生物がびっしりモゾモゾ

インディ・ジョーンズ
モゾモゾしている~。Paramount Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 小さな生物がびっしり密集してモゾモゾとうごめいているという光景が毎回登場します。『1』では遺跡がヘビだらけ、『2』の秘密の通路の床一面にムカデがモゾモゾ、『3』では遺跡の床にネズミがビッシリ、『4』ではジープの床下から軍隊アリが無数に湧き出て、地面にもウジャウジャ。これって、ひょっとしたらスピルバーグ監督のトラウマか何かなんでしょうか?

ラストで決まって超常現象が起きる

インディ・ジョーンズ
ラストはありえない状況に!Paramount Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 古代の遺跡や伝説の財宝が出てくるとはいえ、このシリーズは基本的には昔ながらの冒険活劇テイストのアクション・アドベンチャー。飛行機などの移動手段や、銃などの武器も現実に存在するものばかりです。ところがこのシリーズ、突然、ラストで超現実的な出来事が起きてしまうのがお約束。『1』では聖櫃(ひつ)から謎の光線が、『2』では生贄の儀式、『3』は数百年も生き続けている十字軍の騎士が登場、『4』では地球外生命体と、なんだかどんどんスゴイ展開に。でも大丈夫、インディがドキドキハラハラの活躍をしてくれれば、細かいことは気にしなくてOKなのがこのシリーズ。撮影中のシリーズ最新作も、インディの活躍に期待大!

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