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映画版2弾『ダウントン・アビー』キャスト・あらすじ【まとめ】

 20世紀初頭のイギリスの大邸宅に暮らす貴族一家と使用人たちの生活を描く人気テレビドラマシリーズ「ダウントン・アビー」(2010~2015)の劇場版第2弾『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』(9月30日公開)。ドラマから続投するおなじみの面々から新キャストまで25名を紹介します。(編集部・石井百合子)

【あらすじ】

 舞台は、前作(劇場版第1作)から9か月後の1928年。広大な領地を収めるグランサム伯爵らは、亡き三女シビルの夫トムと、モード・バッグショーの娘ルーシーの結婚に、喜びに満ちていた。一方、長女メアリーが傷んだ屋敷の莫大な修繕費の工面に悩んでいたところ、映画会社から新作を屋敷で撮影したいとのオファーが。そんななか、母バイオレットがモンミライユ男爵から南仏にある別荘を贈られたという知らせを受けたグランサム伯爵はその申し出に疑問を抱き、相続の真意を探るために家族を伴いリヴィエラへ向かう。

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<クローリー家>

バイオレット(演:マギー・スミス

 ロバートの母で、先代グランサム伯爵夫人。シリーズの顔ともいうべき存在。格式と伝統を重んじ、家の名声を守り抜こうとする誇り高き女性。時に辛辣な物言いをするが、ウイットに富んだ表現に知性をにじませる。かつては革新的なイザベルに対抗意識を燃やし、バトルを繰り広げていた。本作では、知らぬ間に南フランスの別荘を相続していたことが発覚し、彼女の秘密を巡るミステリーが展開する。

ロバート(演:ヒュー・ボネヴィル

 グランサム伯爵。邸宅ダウントン・アビーの存続や激動の運命をたどる娘たちに、何かと苦労が絶えない当主。まじめで温厚な性格。愛妻家。使用人たちにも優しい。本作では母バイオレットの別荘相続の理由を探るため、妻と従者を連れて仏へ旅立つ。

コーラ(演:エリザベス・マクガヴァン

 グランサム伯爵夫人。アメリカ人の富豪の娘でロバートの妻。息子を産むことができず財産が遠い親戚にわたってしまうことを気に病んでいた。一度は第4子を妊娠するも不慮の事故で流産してしまった。本作では、ある秘密を抱えていて……。ちなみに、監督のサイモン・カーティスはマクガヴァンの夫。

メアリー(ミシェル・ドッカリー

 ロバートの長女で後継者。現実的で聡明だが意外と不器用。長女ゆえに責任感が強く、領地運営に心を砕く。しっかり者に見えて、かつてイケメン外交官に一目ぼれして惨事を招いたことも。長いすれ違いを経て結ばれた最初の夫で弁護士のマシュー(ダン・スティーヴンス)を亡くし、のちにカーレーサーのヘンリー(マシュー・グード)と再婚する。

イーディス(演:ローラ・カーマイケル

 長らく姉メアリーにコンプレックスを抱いていた。かつては結婚式で花婿に逃げられ、既婚者グレッグソンとの間にできた子供を秘密裏に出産し養子に出すなど不運が続いた。のちにグレッグソンが遺した編集社の経営を任され、キャリアウーマンに。ブランカスター城の土地管理人であるバーティと結婚。本作では南仏に向かう父に同行する。

イザベル・マートン(演:ペネロープ・ウィルトン

 メアリーの亡き夫マシューの母。中流階級出身の元看護士で世話好き。革新的な女性。バイオレットに怯むことなく意見をぶつけることのできる数少ない人物。仕切り屋な一面に反発するバイオレットとやり合うことも多かったが、今は良き友人関係に。マートン卿の息子たちの反対を乗り越え、彼と結婚した。

トム・ブランソン(演:アレン・リーチ

 アイルランド出身。クローリー家の元運転手。三女シビル(ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ)の強い意志により身分を超えた結婚をするが、出産時にシビルを亡くし幼い娘シビーとともにダウントンに残される。貴族の生活になじめずグランサム伯爵とは政治的な思想は異なれど、忠誠を誓っていた。本作では、モード・バグショーの娘ルーシーと再婚する。

ルーシー・ブランソン(演:タペンス・ミドルトン

 モード・バグショーの元メイドだったが、実は彼女の隠し子。自身が原因でクローリー家とモードの関係に亀裂が走ることに心を痛めていたが、その最中でトムとの間に恋が芽生えた。

バーティ・ぺラム(演:ハリー・ハデン=ペイトン

 イーディスの夫。ブランカスター城の土地管理人。

モード・バグショー(演:イメルダ・スタウントン

 バイオレットの従妹。長年バイオレットと確執があった。隠し子のルーシーを長年メイドとしていたが彼女を後継人にしようとした際、バイオレットが激怒。その際に実娘であることを打ち明けた。

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<クローリー家の使用人たち>

カーソン(演:ジム・カーター

 元クローリー家の執事。かなりの古株で使用人たちの長的な存在。クローリー家の三姉妹の中で、とりわけメアリーに甘い。ドラマの最終シーズンでヒューズと結婚した。引退しているが手持無沙汰な様子。本作では屋敷での映画撮影に反対していたところ、メアリーの計らいで南仏に向かうヒューズに同行することになる。

ヒューズ(演:フィリス・ローガン

 家政婦長。女性スタッフのまとめ役。厳しさと優しさを兼ね備えていてカーソンより柔軟。彼女なくしては仕事が回らないと言っても過言ではない。隙がないように見えて、一度は昔の恋人に求婚された際に人生に迷ったことも。カーソンと結ばれてからは夫の支えにもなる。

ベイツ(演:ブレンダン・コイル

 伯爵付従者。戦友でもあったグランサム伯爵の身の回りの世話を担当。戦争で脚が不自由に。雇われた当初はトーマスや元伯爵夫人付侍女オブライエン(シボーン・フィネラン)に嫌がらせを受けていたが、メイド長のアンナが彼の支えとなり、のちに夫婦に。前妻の策略により殺人容疑で収監される大事件もあったが、アンナの尽力で無事釈放される。

アンナ(演:ジョアン・フロガット

 メアリー付侍女。聡明で優しい。以前はクローリー家の3姉妹の身の回りの世話もしており、特にメアリーからの信頼が厚く、よく相談を受けていた。ベイツを長らく慕っており彼と結ばれてからは領地内のコテージで暮らしていたが、殺人事件に巻き込まれたことも。不妊に悩まされたが無事に出産した。

トーマス(演:ロブ・ジェームズ=コリアー

 第一下僕に始まりカーソン引退後、執事に昇格した。かつては成り上がるために手段を選ばないしたたかな男で、人の弱みを見つけて攻撃するのが常套手段だった。一方で同性愛者であることで生きづらさ、孤独を抱え、自身を「矯正」しようとまで思いつめていた。現在は人が変わったように落ち着いた様子。

パットモア(演:レスリー・ニコル

 料理長。完璧主義で料理の腕は抜群。辛口トークで使用人たちを和ませるムードメーカーでもある。デイジーにとっては上司を超えた母親のような存在。かなりの苦労人で、戦争に行った甥を巡る哀しい出来事も。重い目の病を患ったこともあったが手術を受け回復した。

デイジー(演:ソフィー・マクシェラ

 料理長助手。面食いで、かつてはトーマスに熱をあげていた。猛アプローチをかけてきた下僕のウィリアム(トーマス・ハウズ)と同情から結婚した罪悪感に苦しんだことも。のちに下僕のアンディと結婚。使用人のままでいたくない考えで、モールズリーの助けを得て勉学にも励んでいた。本作ではあこがれの映画女優がやってくるとはしゃぐが……。

バクスター(演:ラケル・キャシディ

 伯爵夫人付侍女。エドナ(マイアンナ・バーリング)の後任。薄幸な女性で、一時はトーマスに脅されていたこともあったが、そのトーマスがリストラを苦に自殺を図った時には彼を救った。教師の夢を抱くモールズリーを支えるなど、思いやりに満ちている。

モールズリー(演:ケヴィン・ドイル

 元下僕で現在は学校の校長。ダウントンに雇われる前はマシューの従者だった。ややおっちょこちょいなところもあるが、優しくチャーミングで皆に愛される。バクスターに思いを寄せており、教育を受けたいというデイジーをサポートしていた。本作では意外な才能を見せてメアリーらを驚かせる。

アンディ(演:マイケル・フォックス

 下僕。クローリー家の親戚であるローズ(リリー・ジェームズ)の結婚式のため臨時採用されたのち、ダウントンで正式に採用される。デイジーへの恋が実って夫婦となり、現在は小作人メイソンの農地で暮らしている。

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<映画『ザ・ギャンブラー』撮影隊>

ジャック・バーバー(演:ヒュー・ダンシー

 映画監督。サイレントのハリウッド映画を撮影。高額の謝礼と引き換えにメアリーからダウントンの屋敷での撮影許可を得て、ワガママな女優に手を焼きながら撮影に奔走する。何かと接する時間が多いメアリーと意気投合する。

ガイ・デクスター(演:ドミニク・ウェスト

 映画の主演男優。人気スターながら物腰が柔らかい好紳士で、とりわけ執事トーマスをとりこにする。

マーナ・ダルグリーシュ(演:ローラ・ハドック

 映画の主演女優。ブロンドの美女。高慢でワガママ。クローリー家の使用人たちは映画スターの来訪に浮足立つが、マーナの言動にがっかりさせられる。

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<南仏モンミライユ侯爵家>

先代モンミライユ侯爵夫人(演:ナタリー・バイ

 グランサム伯爵一行が、バイオレットの秘密が隠されている南フランスの別荘で出会う。先代モンミライユ侯爵の遺言により別荘がバイオレットに贈られることに納得していない。

モンミライユ侯爵(演:ジョナサン・ザッカイ

 母とは対照的に、グランサム伯爵らに対して友好的。バイオレットの存在にプライドを傷つけられた母を理解しながら、なだめようとする。

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