大河ドラマ「豊臣兄弟!」新キャスト【豊臣兄弟の家族たち】
仲野太賀が主演を務め、天下人の弟・豊臣秀長(とよとみ・ひでなが)を演じるNHK大河ドラマ第65作「豊臣兄弟!」(2026年1月~12月放送予定)の新キャスト3名が発表された。「豊臣兄弟の家族たち」として、坂井真紀、宮澤エマ、倉沢杏菜が出演する。
「豊臣兄弟!」は、秀長(仲野)の目線で戦国時代を描く下克上サクセスストーリー。兄・秀吉に池松壮亮がふんし、強い絆で天下統一を成し遂げた豊臣兄弟の物語を紡ぐ。脚本は、ドラマ「半沢直樹」(2013)や連続テレビ小説「おちょやん」(2020)の八津弘幸が手掛け、仲野と池松のほか、永野芽郁、吉岡里帆、浜辺美波、小栗旬、宮崎あおい(崎=たつさき)、松下洸平ら豪華キャストが顔を揃える。
坂井真紀

なか役
豊臣兄弟の母。夫を早くに亡くし、女手一つで二男二女を育てる。息子たちの異例の出世に喜びやとまどいを感じながらも温かく見守り、天下人となった秀吉が関白に就任すると「大政所(おおまんどころ)」と称されるようになる。
<コメント>
これまで錚々(そうそう)たる方々が演じており、その人物像も様々な印象を持たれている女性ですので、この作品でどのような「なか」を誕生させられるか、大きな喜びと共に身の引き締まる思いでいっぱいです。
(「豊臣兄弟!」で描かれるなかは)子供たちを温かく見守り、時に背中を押し、母親としての優しさと強さを持った女性と感じました。子を思う親の気持ちは普遍的なものであると思います。この時代を生きる母としての生き様をしっかり演じ、戦っていきたいと思います。
宮澤エマ

とも役
豊臣兄弟の姉。しっかり者で負けん気が強い。三人の男児を産み育てるが、跡継ぎに恵まれなかった弟の秀吉によって政治の道具として利用される。のちに秀吉の後継者となった長男の秀次は謀反の疑いをかけられ妻子とともに処刑されることになる。
<コメント>
ともは豊臣兄弟の華々しい出世の恩恵を受けながらも想像を絶する様な闇もまた経験することになる訳ですが、物語の冒頭の家族の一員としてのともはとにかくタフで強く家族を鼓舞するお姉ちゃんです。厳しい環境を生き抜いていく女性としての芯の強さ、男兄弟と育ってきた逞(たくま)しさをものすごく感じました。
現実主義的なともと、なかなか自由な家族のコミカルな掛け合いが序盤では多いですが、この先この家族が経験していくことを考えると原点とも言える家族の関係性を描く日々を大事に演じたいと思います。
倉沢杏菜

あさひ役
豊臣兄弟の妹。天真らんまんな性格で、貧しい農家暮らしの中でもいつも前向きで笑顔をたやさない。兄たちが出世したおかげで夫ともども裕福で幸せな暮らしを送っていたが、ある日突然、秀吉によって離縁させられ徳川家康の元に嫁がされることになる。
<コメント>
様々な作品で描かれてきたあさひは、時に悲劇の女性であり、芯のある強い女性でもあったと思います。辛(つら)い別れや試練に直面しながらも、兄たちによって誰もが経験できる訳ではない、興味深く面白い人生を歩んだのだと思います。そんな彼女の激動の一生を豊かに表現できるように全力で取り組みたいと思います。
(「豊臣兄弟!」のあさひは)お兄さんが2人いる末っ子らしい天真らんまんな子だと感じました。お母さん、お姉さんにも可愛(かわい)がられ、自由で素直な明るさを持った真っ直ぐなあさひを鮮やかに演じられるように頑張りたいです!
(清水一)