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トップ俳優がそろい踏み!世界最注目の日本人監督が紡ぐ89分の極上の癒やし映画

旅と日々

 スイス・ロカルノ国際映画祭で日本映画として18年ぶりとなる最高賞を受賞! 今、世界が最も注目する日本人監督・三宅唱の最新作『旅と日々』がいよいよ公開される。シム・ウンギョン堤真一河合優実という日本でトップの実力を誇る俳優陣と共に作り上げたのは、日本の美しい風景にフォーカスした「極上の癒やし映画」。ノスタルジックな旅情と人々とのふれあいが、社会で疲れた人々の心を優しく解きほぐす。これはたった89分で旅をして、身も心も整う「究極の癒やし映画」だ。(文:大山くまお)

シム・ウンギョン×堤真一×河合優実!日本アカデミー賞俳優の競演

 映画『新聞記者』(2019)で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞に初めて日本人以外の俳優として輝き、人気ドラマ「七人の秘書」(2020)やバカリズム脚本の映画『架空OL日記』(2020)など日本でも活躍するシム・ウンギョン。同じく映画『あんのこと』(2023)で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞し、主演作で国内の映画賞を席巻する一方、社会現象になった宮藤官九郎脚本のドラマ「不適切にもほどがある!」(2024)や朝ドラ「あんぱん」(2025)などで国民的女優として親しまれる河合優実。実力と知名度を兼ね備えた女優陣の競演は、映画好きなら絶対に見逃せない。

旅と日々

 三宅唱監督が圧倒的な存在感に惚れ込んでオファーしたシム・ウンギョンが演じるのは、スランプ気味の脚本家・李。ただ立っているだけで物語ってしまう河合優実は、李が脚本を執筆した映画の登場人物・渚を演じている。あたり一面を覆う白銀世界の中、雪に足を取られながら一歩ずつ確実に歩むシムと、大雨が降る夏の海で波間に漂う水着姿の河合。ふたりは日本の手つかずの雄大な自然の中に溶け込み、あるときはエモーショナルに、あるときはユーモラスに、あるときは神秘的に、それぞれの魅力を存分に発揮している。

旅と日々

 そして、『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005)でアカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞し、今期の朝ドラ「ばけばけ」の出演も話題を呼んだ、名優・堤真一が演じるのは、傷心の李が旅先で思いがけず出会うおんぼろ宿の主人・べん造。つげ義春の原作漫画の世界観そのままに、昭和の時代からタイムスリップしてきたかのような不器用な男をとつとつと演じ、作品に味わいと奥行きを与えている。のんべんだらりとしていながら、時に突拍子もない行動に出る予測不可能な男を悲哀とユーモアたっぷりに演じ、堤の引き出しの無限さに圧倒されるばかりだ。

18年ぶりの快挙!今、世界が最も注目の三宅唱監督

旅と日々

 映画『ケイコ 目を澄ませて』(2022)、『夜明けのすべて』(2023)で国内の映画賞を席巻し、是枝裕和濱口竜介らに続き、世界の映画人がアツい視線を送る日本人監督が三宅唱だ。待望の新作である本作は歴史ある映画祭のひとつ、ロカルノ国際映画祭で日本映画として18年ぶりに最高賞である金豹賞(グランプリ)受賞の快挙を達成し、さらにヤング審査員賞特別賞もダブル受賞。そのほか韓国・釜山国際映画祭、スペインのサン・セバスチャン国際映画祭など海外の映画祭を熱狂させ、アメリカ、フランス、韓国、中国、台湾、香港、インドネシア、ポルトガル、ギリシャなど世界中で配給が続々決定している。

 ごく普通の人々の息づかいを大切に、観客の心に響く作品を作り続けてきた三宅監督が原作に選んだのが、漫画を芸術の域に高めた、つげ義春の短編作品「海辺の叙景」と「ほんやら洞のべんさん」。繊細なタッチとそこはかとないユーモアで人々の哀歓を描いたつげ作品を映像化することで、「映画そのものに対する愛や信頼」を感じることができたという三宅監督。大きな事件や社会問題を描いているわけではなく、市井の人の小さな心の機微を描いた作品が最高賞に選ばれたのは、その表現力が国境を越えて世界中の人々に評価された結果といえる。それだけでも、本作が映画的に優れ、今年最注目の日本映画の一本であることは間違いない。

そっと心がほどける…人生がうまくいかない人々を癒やす極上の旅

旅と日々

 恩師の言葉をきっかけに雪国へ向かったスランプ中の脚本家の李と、彼女が脚本を書いた映画の中で「何もしたくなくて」と自然豊かな島を歩く謎めいた女性・渚。人生がうまくいかない二人が、旅先で見知らぬ人と出会い、たわいもない会話を交わす。それを見ている観客も、まるで旅をするかのように見知らぬ人との出会いを経験していく。

旅と日々

 舞台は現代らしいが時代設定は明らかにされておらず、スマートフォンもSNSも登場しない。現代的な交流手段を用いずに二度と行かないもしれない場所で、二度と会わないかもしれない人たちと、忘れられない出会いをする。「旅とは言葉から離れようとすることかもしれない」という劇中のセリフのように、旅は言葉で簡単に表現できないような瞬間に満ちている。だからこそ、少し前へ進むような活力を得られるのだ。

海外の人にも刺さる侘び寂び漂う絶景

旅と日々

 東京で暮らす人たちが見落としそうな、何気ない風景の中の人々の営みを鮮やかに切り取ったヴィム・ヴェンダース監督の映画『PERFECT DAYS』(2023)がアカデミー賞(R)国際長編映画賞候補になるなど、海外で高い評価を得たのは記憶に新しい。一方、三宅監督が日本の都会の喧騒から遠く離れ、日本人が忘れそうになっているノスタルジックな風景を見事に映したのが『旅と日々』である。

旅と日々

 李の旅は冬の庄内地方(山形)で、渚の旅は夏の神津島(伊豆諸島)で撮影され、ガラリと変わった景色を見ることができるのも魅力。夏の海の波は驚くほど高く、浜辺には人が少なく、断崖は想像よりはるかに険しい。冬の雪は深く、山は近く、空気はいつも凛としている。劇中、高級旅館を訪れる海外の観光客が登場するが、有名な観光地を巡るだけの旅行では決して知ることができない美しい日本に魅せられるだろう。

旅と日々

 世界が注目する三宅唱監督が、シム・ウンギョン、堤真一、河合優実という最強の俳優陣と共に作り上げた『旅と日々』。映画館のスクリーンで本作を観ること自体がもはや「旅」であり、見終わった後はたまらず旅に出たくなるはずだ。たった一人で見知らぬ地方へ出かけ、ガイドブックに載っていない場所をうろうろと歩き、その土地のものを食べ、そこで暮らす人たちと語り合う。こんなに心癒やされる豊かな時間と体験はなかなかない。そんな絶大なデトックス効果を持つ至福の89分を、心ゆくまで堪能してほしい。

映画『旅と日々』は11月7日(金)より全国公開

公式サイトはコチラ>>>>

(C) 2025『旅と日々』製作委員会

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