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高倉健が監督を「息子にしたい……」

第18回東京国際映画祭

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親子というより兄弟のような高倉健とチャン・イーモウ監督
親子というより兄弟のような高倉健とチャン・イーモウ監督

 22日の夜、第18回東京国際映画祭のオープニング・セレモニーが開催された。式典には一般の招待客と出品されている映画のスタッフとキャストらが一同に会し、厳粛な雰囲気の中、開幕が宣言された。

 スペシャルゲストとして登場したのは、式典の後に上映されるオープニング作品『単騎、千里を走る。』に主演した高倉健。本作の監督でもあり、映画祭の審査委員長でもあるチャン・イーモウ監督とともに登壇した。日中両国のカリスマ的映画人のツーショットに、会場の一般客はもちろん監督陣や俳優陣らも目を見張っていた。

 そんな中、日ごろ寡黙なイメージの強い高倉健が、渾身の自信作『単騎、千里を走る。』の素晴らしさを饒舌にアピールした。さらにチャン・イーモウ監督についても「本当によく働く素晴らしい人物です」と絶賛した後、「僕には子供がいませんが、彼のような息子がいたらいいなと思います」と最大級の賛辞を贈った。

 現在74歳の高倉健と53歳のチャン・イーモウ監督は、年の差が21歳なので親子といってもおかしくはないが、この爆弾発言に会場中から驚きの声が上がった。ちなみに一番驚いていたのはチャン・イーモウ監督のようで、「私のアイドルであり、神様」と崇拝している高倉からの温かい言葉に、感動を隠せないといった様子だった。

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