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ぶち切れ!巨匠ロマン・ポランスキーが途中退席のハプニング

第60回カンヌ国際映画祭

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中央でマイクを持っているのがポランスキー監督。
中央でマイクを持っているのがポランスキー監督。 - 写真:中山治美

 第60回カンヌ国際映画祭記念作品「To Each His Own Cinema」の記者会見が、現地時間20日に行われ、ロマン・ポランスキー監督が途中退席するハプニングが起こった。

 同作品は北野武監督ら、世界の巨匠35人が「劇場」をテーマに3分間の短編を撮り上げたもので、この日の会見も、飛行機嫌いで知られるデンマークのラース・フォン・テリアー監督とエジプトのユーセフ・シャヒーン監督、チャン・イーモウ監督以外は全員が顔をそろえた。

 始めのころは、律儀に質問に答えていたポランスキー監督だったが、「米国からフランスへ移って、あなたの作品に変化は?」という今さら(?)の質問や、 パレスチナのエリア・スレイマン監督に「どうしてあなたの作品はコンペに入ってないの?」という映画祭の作品選定者に聞くべき的はずれな質問が飛び出し始めると、ついにぶち切れ! いきなりマイクを奪うと「これだけの世界の素晴らしい監督が顔をそろえ、著名な批評家も集まっているような会見なのに、中身があまりにもなさ過ぎる。おれはこれで失礼するよ」と言い放つと、会見時間残り10分を残して、さっさと会見場を出て行ってしまった。

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 同作品の公式上映と60回の記念セレモニーは20日夜に行われるが、ポランスキー監督のご機嫌が直っているか、注目されている。

第60回カンヌ国際映画祭コンペ作品
cinematoday.jp

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