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巨匠モリコーネや大統領候補も来場…そしてクロージングは『ヱヴァ』と釜山が大フィーバー

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5000席のオープンシアターは人気作品になると満員に
5000席のオープンシアターは人気作品になると満員に

 木村拓哉も出席し、大いに盛り上がっている第12回釜山国際映画祭だが、ゲストも例年になく豪華なラインナップとなっている。驚くべきゲストの一人にあの『ニュー・シネマ・パラダイス』など数々の映画の名曲を作曲したイタリアの名作曲家エンニオ・モリコーネがいる。開会式のレッドカーペットのアナウンスでモリコーネの名が呼ばれると、マスコミ席からは、明らかにアイドルのときの歓声とは違う感嘆の声があがった。釜山シンフォニーオーケストラがモリコーネの曲『ミッション』のテーマを奏で、オープニングを盛り上げたのも印象的だった。

 また、この映画祭の注目度の高さがうかがえるのが、韓国の次期大統領候補、ハンナラ党の李明博(イ・ミョンバク)氏ら政治家も、レッドカーペットを歩いたということだろう。

 ゲストだけでなく上映作品もバラエティに富み、第12回釜山国際映画祭は世界64か国から、275作品が出品された。オープニングには中国の『Assembly』(フォン・シャオガン監督)、クロージングには日本でも大ヒット中の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』(総監督: 庵野秀明 監督: 摩砂雪 / 鶴巻和哉)が上映され、アジアに重点を置いた中でのバランスのとれた国際色豊かなラインナップになっている。

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