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BOSSのCMでも大ブレイクしたジョーンズを直撃!日本の観客にメッセージは?

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新作映画『告発のとき』では、最高の演技を見せたトミー・リー・ジョーンズ
新作映画『告発のとき』では、最高の演技を見せたトミー・リー・ジョーンズ

 28日より公開される映画『告発のとき』で、2007年度アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたトミー・リー・ジョーンズに話を聞くことができた。映画『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』では監督もこなし、日本では缶コーヒーBOSSのCMに出演するなど、その活躍ぶりはいまだ衰えることを知らない。

映画『告発のとき』の写真はこちら

 映画『ミリオンダラー・ベイビー』『クラッシュ』と連続してアカデミー賞に輝いた作品を生み出したポール・ハギス監督が描いた映画『告発のとき』は、1人の兵士を軸に、アメリカの暗部をえぐり出した衝撃の実話を基にしたドラマだ。ジョーンズは兵士の父親であるハンクを演じるに当たり、この事件に関わった人々と実際に会い、役作りをしていったという。その役作りが功を奏し、人生3度目のノミネートを受けた。そのときの心境について話が及ぶと「ノミネートされたとき? そのときの僕の心境は『眠い……』だったね(笑)! 何せ発表は早朝だったんだ。妻が起こしてくれたけど、僕はまた寝てしまったんだ」と意外なエピソードが返ってきた。

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 若い人たちにとってジョーンズといえば、BOSSの面白い外人との認識が強いかもしれないが、ジョーンズにとってもBOSSのCMは思い入れの強いものらしく「あのCMを作っている人たちと働くのはとっても楽しいんだ。また撮影で日本に行く予定もあるんだよ。日本に行ったら劇場で歌舞伎や能を観たりしてるんだ」と楽しそうに話してくれた。一番のお気に入りは、斬られ役の侍を演じたバージョンだそうで、下積み時代が長かったジョーンズにとって、共感できる内容だったのかもしれない。

 最後に『告発のとき』について、日本の観客にメッセージを頼むとジョーンズは、「僕はあまりいいコピーライターじゃないんだ……ごめん。宣伝のために何かを語るというのはできないよ」と申し訳なさそうに弁解するが、ジョーンズの表情からは、俳優は語るのではなく、作品を通して観客にメッセージを送るのが仕事であるというプライドを見てとることができた。

映画『告発のとき』は6月28日より有楽座ほかTOHO系にて全国公開

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