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スウェーデン産バンパイア映画がハリウッドリメイク決定!監督を直撃

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雰囲気が巨匠っぽい。トーマス・アルフレッドソン監督
雰囲気が巨匠っぽい。トーマス・アルフレッドソン監督 - Photo:Nobuhiro Hosoki

 世界各国の映画祭で公開され、話題となったスウェーデン産バンパイア映画『レット・ザ・ライト・ワン・イン』(英原題)について監督のトーマス・アルフレッドソンに話を聞いた。虐待の経験から殺人に興味を持った少年のオスカーが、隣に引っ越してきた少女のエリと仲良くなるのだが、彼女の正体は200歳の吸血鬼だったというホラー作品。ハリウッドのリメイクも決定しており、監督には映画『クローバーフィールド/HAKAISHA』のマット・リーヴスが起用されるもようだ。

 ベストセラー小説である原作を映画化しようとした経緯をトーマス監督は「虐げられている少年を描いているのにもかかわらず、まったく感傷的に書かれていないんだ。わたし自身も、少年期にいじめられたことがあってね。そういった部分に強く胸を打たれたんだよ。それにスーパーナチュラルな部分もあるし、個人的にはバンパイアに興味があったわけじゃないけれど、新しいバンパイア・ストーリーだと思ったんだ」と語ってくれた。

 最近、ハリウッドではバンパイアをテーマにしたテレビドラマ「トゥルー・ブラッド」(原題)や映画『トワイライト』(原題)が制作されるなど、ブーム再浮上のきざしがある。本作もそんな流れを狙っての制作だったのかと思われたが「制作し始めた3年前には、誰もバンパイアのことなんか話にも出さなかったよ(笑)」と偶然であるということを教えてくれた。

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 最後にハリウッドリメリクについてトーマス監督は「リメイクにはまったくかかわっていないんだ。3年間温めてきた企画だから、赤の他人が作るっていうのに嫉妬(しっと)は隠せないね(笑)。ただ、その嫉妬(しっと)心を胸に秘めながらも、彼らがどういった形で、僕らが見つけ出せなかった原作の要素を描くのかに期待はしているよ」と冷静に答えてくれた。

 彼はスウェーデン出身の監督だが、流ちょうな英語で言葉を選びつつ話す姿が印象的だった。子どもがバンパイアという設定が、これまでのバンパイア映画の中で際立っているのは間違いない。(取材・文:細木信宏 / Nobuhiro Hosoki)

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