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素人を起用したリアリティー映画の主人公マリオ君14歳を直撃!

第21回東京国際映画祭

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僕ら映画を勉強中です!
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 第21回東京国際映画祭コンペティション部門に参加しているドイツ映画『プラネット・カルロス』のアンドレアス・カネンギーサー監督と主演している子役のマリオ・ホセ・チャベス・チャベスに映画について話を聞いた。この映画は本映画祭での披露がインターナショナル・プレミアとなる。

 ニカラグアの貧困層で暮らす13歳の少年とその家族の物語。素人の俳優たちをカメラが追い、日常を切り取ることで、リアリティーと詩情が同居する。ドキュメンタリー映画『ストーリート・オブ・チルドレン』制作のために中米ニカラグアに1年間滞在したアンドレアス監督は、ニカラグアの現実をよりリアルに伝えるためにはフィクションにした方がいいと考えた。登場する人物は普通の人たちの生活を切り取るということで素人を起用したという。主演したマリオについて「ちょっとした表現がとても魅力だったので彼に決めた。彼に会えてラッキーだった」とアンドレアス監督。

 映画に主演した現在14歳のマリオは、完成した作品を観て「あんな大きな画面に自分が出てるなんて……。とてもきれいな映画だった」と瞳を輝かせた。「好きなシーンはチョコレートを食べているシーンと砂まみれで海で遊んでいるシーンだよ」とかわいい笑顔をみせた。

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 アンドレアス監督は今回映画祭に参加した感想を「まだ僕は映画を勉強中なのにこんな大きなフェスティバルに参加できて非常にラッキーだったし、とてもエキサイティングで、うれしかった。これをいい経験にして次の作品を撮りたい」とコメントした。

 アンドレアス監督がこの映画で伝えたいことは、「先に何が起こるかわからない。何かアクションを起こす前には夢を見ることが必要だ。夢を達成するためにしていくこと、それには夢を探していくことが一番大切なこと。今行動することも今生きていくために必要なことなんだ。そんな希望のあるメッセージを皆に伝えたい」とコメントした。

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