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チェ・ゲバラを演じたベニチオ・デル・トロ、カストロとも面会したと激白【第52回ロンドン映画祭】

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第52回ロンドン映画祭でのベニチオ・デル・トロ
第52回ロンドン映画祭でのベニチオ・デル・トロ - Photo:Yukari Yamaguchi

 10月25日(現地時間)、ロンドン映画祭で開催された映画『チェ』のイギリスプレミアで、主演のベニチオ・デル・トロスティーヴン・ソダーバーグ監督が記者団の質問に答え、ソダーバーグ監督はキャサリン・ゼタ・ジョーンズ主演のクレオパトラの3Dロックン・ロール・ミュージカルになるという次作についても語った。(日本では『チェ 28歳の革命』『チェ 39歳 別れの手紙』と2部作で公開)

映画『チェ 28歳の革命』

 チェ・ゲバラについての7年がかりのリサーチについてベニチオは「まるで百科事典を読むみたいだったよ!」と例え、「カストロにも会ったし、キューバの中の人とも外の人とも会った」というリサーチの成果を「全世界、全歴史について知ることができた」と語った。ソダーバーグ監督は「チェ・ゲバラは前世紀のキーとなる人物の一人。その方法ではなく思想はまだ生きていて討論されているものだ」と言う。ベニチオとの仕事については「7年間、議論を重ねてからの撮影だったから、もうすっかり用意はできていて、撮影中はそれほど話し合わなくても進んでいった」とここでも長い準備期間が有効だったようだ。

 ソダーバーグ監督は、本作とは180度違ったものになりそうな次作、クレオパトラの3Dロックン・ロール・ミュージカルについても楽しみな話を聞かせてくれた。ミュージカルになる理由については「ミュージカルはいつもやりたいと思っていたものだ。面白くなりそうだよ」と言い、キャサリンを選んだのは「彼女は本当に歌って踊れるから」で、クレオパトラなのは「ミュージカルの観客はほぼ女性だから女性主人公がいいと思った」のだそう。「エルヴィス(・プレスリー)のミュージカルみたいだよ」というから期待が高まる。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

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