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小雪、ぎゅっと熱い抱擁!『わたし出すわ』現場で金塊プレゼント

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左から、仲村トオル、森田芳光監督、小雪
左から、仲村トオル、森田芳光監督、小雪

 森田芳光監督が12年ぶりにオリジナル脚本を手掛けた最新作『わたし出すわ』が昨年12月22日に、木更津でクランクアップした。

 同作は莫大(ばくだい)な財産を手にしたヒロイン、摩耶(小雪)が突然帰郷し、高校時代の同級生たちと再会。彼らの夢や希望を実現させるために「わたし、出すわ」と大金を渡すというストーリー。お金の出所や摩耶の真意、そしてお金を受け取った同級生たちの運命を描き、現代生活と切っても切れない“お金”の存在を問いかける内容になっている。

 この日撮影されたのは、主演を務める小雪と共演者の仲村トオルが、摩耶の母親が入院する病院で再会する場面。映画のラストシーンということもあり、本番前のリハーサルは、モニターを見つめる森田監督の指示の下、カメラの位置や動き、音声や照明の調整などが入念に行われた。印象的なのはスタッフたちのきびきびした動き。森田組のチームワークの良さがうかがえる。本番では静まり返った空気の中、小雪と仲村が息の合った演技を見せ、数テイクのみで森田監督から「OK!」の声。その後、小雪と母親役の天光眞弓によるラストショットが撮影され、すべてのスケジュールが予定通りに終了した。

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 撮影終了後には現場のスタッフ全員が一同に会し、クランクアップを喜びあう一幕も。主演の小雪は約一か月に及んだ撮影を振り返り「穏やかな空気感で演技させてもらって、すごく幸せな時間だった」とコメント。スタッフから物語のキーとなる金塊のレプリカをプレゼントされると大喜びで、思わず森田監督をぎゅっと抱きしめていた。一方、森田監督も「北島(康介)くんじゃないけど、何も言えないという気持ち。考えられないスケジュールで撮れたのもチーム力あってのことで、スタッフ、キャストの皆さんに感謝したい」と感慨深い表情で頭を下げていた。

映画『わたし出すわ』は2009年、全国公開

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