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ベルリン映画祭、華やかにオープニングガラが開催!

第59回ベルリン国際映画祭

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華やかに開幕!
華やかに開幕! - Sean Gallup/Getty Images

 2月5日夜(現地時間)、第59回ベルリン国際映画祭のオープニングガラが開催された。ガラ上映された『ザ・バンク-堕ちた巨像-』のトム・ティクヴァ監督、主演のクライヴ・オーウェンや、今回の映画祭の審査員長を務めるティルダ・スウィントンをはじめとした審査員らがレッドカーペットに登場し、ファンの声援に応えた。

映画『ザ・バンク-堕ちた巨像-』

 会見の席で「1970年代の政治ドラマを思わせるようなスリリングな脚本に惹(ひ)かれた」とオーウェンが言う通り、『ザ・バンク-堕ちた巨像-』は小気味いいテンポで目が離せなくなるアクション・スリラーだ。オーウェン演じるインターポール捜査官サリンジャーの身近でショッキングな事件が起こるベルリンで幕を開ける物語は、その謎を追ううちにミラノ、ニューヨークとあっという間に舞台が広がり、最後はオーウェンも感銘を受けたというイスタンブールのエキゾチックな背景を舞台にクライマックスを迎える。映画『ラン・ローラ・ラン』などでも見せたティクヴァ監督得意の縦横無尽のカメラワークが効果的だ。ティクヴァ監督は「(監督の顔が)オーウェンと似ているが、自身で演じても良かったのでは?」との記者質問を受けて、「『パフューム ある人殺しの物語』のときにも同様のことを言われたが、そんな気はないよ」と笑いを誘った。

 今回の上映がワールドプレミアとなる本作は、ドイツ、アメリカで間もなく一般公開も始まる予定。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

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