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シンデレラ城をバックにスパイダーマンやX-MENがミッキーと踊る?マーベルファンの不安

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どうなるマーベル!?
どうなるマーベル!? - Mario Tama / Getty Images

 ハリウッドは“ミッキーマウスがしたスゴイ買い物”の話題で持ちきりある。40億ドル(約4,000億円)というとてつもない額で、ミッキーやドナルドダックのかわいいキャラクターで有名なディズニーが、コミック・ヒーローの大御所マーベル・コミックを買収したのである。

 男性ファンが多勢を占める、スパイダーマン、アイアンマン、X-MEN、超人ハルク、ファンタスティック・フォー、そしてキャプテン・アメリカ等、推定5000種類という驚くべき数のコミックヒーローを抱えるマーベル・コミックのディズニーへの”興入れ”は、最近起きたハリウッドのビッグ・ニュースのトップ3に入るといっても過言ではない。

 マーベル・コミックが抱えるスーパーヒーローのキャラクターたちの中では商品化されていないものがまだまだたくさんある。現在すでに人気のコミック・ヒーローたちを含めたそれらの映画・テレビ化権、インターネット使用権、テーマパークでのキャラ使用権、ビデオゲーム、おもちゃ、さまざまなキャラクター・グッズのライセンス、そしてもちろんコミックブックの売り上げなど、ディズニーがマーベルのコミック・ヒーローたちからこうむるであろう恩恵たるや一般市民の想像を絶するものがある。特に最近のディズニーは、”女の子のディズニー”というイメージから、”男の子も大好きなディズニー“という方向にイメージ・チェンジを図ろうとしていることから、今回のマーベルとの契約は願ったりかなったりである。

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 当然のことながら恩恵をこうむるのはディズニーだけではなく、マーベル・コミックはこのハリウッドの婚礼によって、ディズニーが誇るブランド・ネーム、長年にわたって培われてきた強力な市場を共有することができるようになる。特に最近マーベルは海外の市場に意欲的に進出してきており、ディズニーとのカップリングは非常に大きな戦力になるものと見られている。

 マーベル・コミックのファンの間では今回の契約に対して賛否両論が飛んでおり、特にハードコアなマーベルファンたちは眉根を寄せて不満を漏らす人も多いようだ。このような懸念に留意してか、ディズニーの社長を務めるロバート・イガー氏は、マーベルとの契約は「各コミックヒーローがすでに保持している現存のディールを尊重した上での契約」と発表し、『スパイダーマン』シリーズは、少なくともあと3作分は現在のソニーピクチャーズが、そしてパラマウントはマーベルとの次の5作品、ならびに3作目まで決定している『アイアンマン』シリーズも現在のまま配給する契約となっている。『X-MEN』シリーズの20世紀フォックスも『デアデビル』、『ファンタスティック・フォー』を含めて、これらのシリーズを続けて製作・配給することになっている。

 マーベル・ファンとして気になるのは、これからは、マーベルのコミック・ヒーローたちを扱った映画の前に、シンデレラ城をモチーフにしたディズニーのキラキラ・ロゴが出てくるのだろうか……ということだが、この件については様子を見るしかなさそうである。

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