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ピクサーのジョン・ラセターが雲隠れ?イベントをドタキャン!日本のアニメが尻拭い?

第66回ヴェネチア国際映画祭

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前日に行なわれた、ラセター氏への名誉金獅子賞の贈呈式で、会場を盛り上げたレゴブロックのウッディ。
前日に行なわれた、ラセター氏への名誉金獅子賞の贈呈式で、会場を盛り上げたレゴブロックのウッディ。 - Photo:Harumi Nakayama

 第66回ヴェネチア国際映画祭で現地時間7日、前日に名誉金獅子賞を受賞したジョン・ラセター氏率いるディズニー・ピクサー・アニメーション・スタジオのメンバーがイベントをドタキャン。急きょ、12日に公式上映予定だった招待作品映画『よなよなペンギン』(りんたろう監督)が上映され、ピクサーのワガママを日本アニメが尻ぬぐいする珍事が起きた。

映画『よなよなペンギン』

 ラセター氏がドタキャンしたのは、この日15時から行われる予定だったパネルディスカッション。ラセター氏が到着しないため観客は1時間も待たされた挙げ句、イベント中止が告げられた。しかし、この日のためにヴェネチア入りした人たちもおり、怒った観客たちは暴動寸前に。そこで映画ディレクターのマルコ・ミュラー氏がお詫びと称し、代わりに『よなよなペンギン』の上映をすることを決めた。

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 実はラセター氏らはこの日、11時からもピクサーアニメの製作秘話を語る講演会を実施。約2時間半にわたり、ピクサーアニメの精神からキャラクターデザイン、カメラワークなどについての映像を交えながら熱く語った。講演会は大好評のうちに終わったのだが、ラセター氏一行は予想以上に疲れたらしく、映画祭が用意した昼食もキャンセルし、その後、どこかに姿を消してしまった。

 対応に追われたミュラー氏は「彼らが疲れて姿を消した? たぶんね」とだけ答えると、足早に会場から姿を消してしまった。(取材・文:中山治美)

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