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セクシー過ぎる、シャーリーズ・セロンがセックス中毒の女を体当たり演技!

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シャーリーズ・セロン Valerie Macon / Getty Images
シャーリーズ・セロン Valerie Macon / Getty Images

 シャーリーズ・セロン主演の話題の新作映画『あの日、欲望の大地で』のプレミアと記者会見が今日、ロサンゼルスで開催された。『バベル』や『21グラム』の脚本家、ギジェルモ・アリアガの監督デビュー作ということもあり、大きな注目を集めている。相変わらず輝くように美しいセロンに、この作品への思いを語ってもらった。

映画『あの日、欲望の大地で』写真ギャラリー

 「彼が書くものの大ファンだったから、この脚本のシルビアという役を演じてほしいと電話をもらった時には、すごく興奮したわ。でも会ってみたらきっと嫌なヤツに違いないと思っていたんだけど、そうじゃなかったの(笑)。私はいい映画を作るためには相性が大事だと信じているけど、私たちの相性はぴったりだった。手を取り合って崖から一緒に飛び降りたのよ」とアリアガ監督に全幅の信頼を置いていたことを打ち明けた。

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 セロンが演じるシルビアは、洒落た海辺のレストランでマネージャーとして働いている。てきぱきと仕事をこなすキャリアウーマンのように見えるが、私生活ではセックスに溺れ、自傷行為を続けている。そんなミステリアスな彼女のもとにある日突然、メキシコ人男性が、彼女の娘だという少女を連れて現れる。そこで、シルビアは自分がティーンエージャーだった頃を思い出す。母親(キム・ベイシンガー)が隣町の男と情事を重ねるようになり、密会中に二人は火事に巻き込まれて事故死。それはシルビアに大きな心の傷を残し、彼女の人生は大きく変わってしまう。

 アリアガ監督がこれまで手掛けた脚本同様、いくつかのストーリーが並行して進み、交錯する構成になっている。人を愛するがために過ちを犯した女性たちは、自分自身を取り戻し、新たな人生を歩むことが出来るのだろうか。人間のさまざまな愛、欲望、罪、希望といったストーリーを、アリガ監督は、静かに深く描いていく。

 セロンは、アカデミー賞を受賞した「モンスター」の連続殺人鬼役など、これまでにも難しい役に挑戦してきたが、このシルビアという役は、ひときわチャレンジングだと思われる。どのように役作りしたのか尋ねてみた。

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 「はっきり説明するのはとても難しいの。いろんなことが私のプロセスには関わってくるから。アクティングというのは、周囲の環境や自分自身の感情、また一緒に仕事をしている人たちによってどんどん変わっていくものなの。適応していくことと、人を信頼すること。それが私の役作りのフォーマットよ」

 シルビアは、罪の意識からセックスに溺れ、自傷行為を続けているのだが、セロンはそういう中毒症にとても興味があるそうだ。「サバイブするために、自分を傷つけたり、何かの中毒になったりするの。そういうことについての本をたくさん読んだし、もっと理解したいとずっと思ってきた。私自身は自分を傷つけたり、何かの中毒になったりしたことはない。でもそういう人には会ったし、中毒というものを見て育ったの。悲嘆や痛み、罪の意識と闘って生き続けるためには、何も感じたくないものよ。子供をなくした親にたくさん会ったけど、セックス中毒になる人が多いの。そして一人が浮気をして、別れてしまうことがよくあるの。セックスすると、私たちは化学的に変わるのよ。それはヘロインを注射したり、お酒を飲むのと同じことなの。感じないモーメントが欲しくてそういうことをするのよ」オープニングシーンから、セロンは美しいヌードの肢体を惜しみなく披露しているが、その背後にはキャラクターが抱え込んでいるこういう心理状態がをあったわけだ。思わず、なるほどと納得させられた。

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 それにしても、セロンはなぜいつもこういう暗い役ばかり選ぶのかとも思うが、コメディとかをやりたいとは思わないのだろうか。
「私は葛藤を抱えている女性が好きなの。そういう役って滅多にないから。人生の岐路に立っている女性を演じるのが好きなのよ。そういえば、私が一緒に仕事をしたすべての監督が、私がコメディをやったことがないのは皮肉だと言うわ。私自身がまったくドラマっぽくないからよ。私にラブコメをやる才能があるとは思わない。でも、コーエン兄弟やガス・ヴァン・サントの映画なら是非やってみたいわ。ああいうキャラクター重視の作品ならね。私がそう言ってるって、広めておいてちょうだい」

 作品選びに関しては、「常に自分が感じていることに耳を傾けるようにしている」というセロン。今後も、コマーシャリズムに流されることなく、心に響く役を演じていってもらいたい。(取材・文:吉川優子 Yuko Yoshikawa)

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