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『ニュー・シネマ・パラダイス』のトルナトーレ監督の最新作、いまだ日本公開未定

第22回東京国際映画祭

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(写真左から、ジュゼッペ・トルナトーレ監督、フランチェスコ・シアンナ、マルガレト・マデ)
(写真左から、ジュゼッペ・トルナトーレ監督、フランチェスコ・シアンナ、マルガレト・マデ)

 18日、六本木ヒルズで開催中の第22回東京国際映画祭のワールドシネマ部門で、イタリア映画『バーリア』のティーチインが開催され、出演者のフランチェスコ・シアンナ、マルガレト・マデ、そしてジュゼッペ・トルナトーレ監督が登壇し、観客からの質問に答えた。

 本年度ヴェネチア映画祭のオープニング作品に選ばれた本作は、映画『ニュー・シネマ・パラダイス』のトルナトーレ監督の最新作。シチリア島はパレルモ市郊外のバーリアと呼ばれる街を舞台に、1930年代から1980年代に至る激動の歴史を、監督の父親の人生を通じて描き出した一大叙事詩だ。トルナトーレ監督は低音のバリトンボイスが印象的で、観客とのティーチインは終始、穏やかな雰囲気で進行していた。本作のテーマを聞かれた監督は「もちろん愛はこの映画の最も重要なテーマの一つです。主人公二人の愛は最も重要なテーマになるんですが、それだけではなく政治や夢、失望、情熱など非常に多くのテーマを含んでいます。小さな街の物語の中に非常に多くの人物が出てくるため、場面を奪いあうような構造になっているんです」と大きなスケールの現代絵巻である本作について教えてくれた。

 さらに監督の父親の人生を描いた点についてコメントを求められると、「この作品は非常に個人的な作品ですし、ある意味で映画『ニュー・シネマ・パラダイス』の親戚とも言えます。あれは過去に撮られた映画ですが、この映画の一部であったと言えます」と監督の代表作とのつながりを話すと、会場の観客も身を乗り出してその話に聞き入っていた。本作の日本公開は残念ながら未定だが、日本でも人気の高いトルナトーレ監督だけにその公開が期待される。

第22回東京国際映画祭は六本木ヒルズをメイン会場に25日まで開催

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