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ジョージ・クルーニーに女性記者が会見で「わたしたちの将来のことは考えてる?」-ロンドン映画祭

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ケヴィン・スペイシー(左)とジョージ・クルーニー(右)
ケヴィン・スペイシー(左)とジョージ・クルーニー(右) - Photo:Yukari Yamaguchi

 10月15日(現地時間)、『ザ・メン・フー・ステア・アット・ゴーツ』(原題)のイギリス・プレミアが第53回ロンドン映画祭で開催され、主演のジョージ・クルーニー、共演のケヴィン・スペイシーらが会見を行った。

 クルーニーは前日のオープニング映画『ザ・ファンタスティック・ミスター・フォックス』(原題)に続く2日連続の会見。『アップ・イン・ジ・エアー』(原題)とで出演作計3本での参加となり、今年の本映画祭の顔といったところだが、映画祭とホテルの往復だけでイギリスを楽しむ時間がないと残念な様子を見せた。

 超能力を実戦に役立てようとしたアメリカの実在の部隊を描いた本作、すり抜けようと走っていって壁に激突といった爆笑シーンも実際に起こったことだと、原作者ジョン・ロンソンが愉快そうに語った。エグゼクティブ・プロデューサーも務めたクルーニーは、ボスはどちらかとの質問に「それは監督だよ。彼はすごく才能のある監督なんだ」と横のグラント・ヘスロブ監督を賞賛した。クルーニーが賞賛したもう1つのものがヤギの演技。ヤギを見つめるだけで殺す男を演じた、動物好きでも知られるクルーニー「キツネ役をやって、ヤギと共演した」と笑い、「すごくいい俳優で、こうやってジッと見つめたりするんだ。ユアン(・マクレガー)もそれくらい演じられたらと思ったよ」と口半開きのヤギの顔マネまでして名演を再現。

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 クルーニーの会見では猛烈アタックする記者がお約束のようになっているが、今回も2日連続で質問した女性記者が「わたしたちの将来のことは考えてる?」とせまるも、「昨日と違うジャケットを着ているのには気がつくけど、将来のことはわからない。答えられないな」とアッサリ返された。超能力の話から、クルーニーとペットとの間にテレパシーは通じるかときて、前日のレッドカーペットに同伴した恋人エリザベッタ・カナリスとはビビッときたかを聞き出そうとした記者にも「そうくるか。いや、お見事」と拍手でかわした。

 前日の会見で、子どもをたくさん欲しいと冗談めかして話したことが大きく報じられたクルーニーに「結婚や子供の話は聞きませんからご安心を」と前置きした記者が、リッチでハンサムで、いつでも美女をはべらしている秘訣はと質問。「うーん…」と答えにつまるクルーニーに、となりのスペイシーが「(クルーニーは)大酒を飲んでるよ」と代わって答えると、「そうそう! お酒は悪いことなんか何にもないよ!」とクルーニーも調子を合わせ、笑いのうちに会見は終了した。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

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