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映画館大賞2010発表!映画館で観たい映画第1位は『グラン・トリノ』

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やっぱり映画は映画館で観なくっちゃ!
やっぱり映画は映画館で観なくっちゃ! - (C) 花くまゆうさく

 全国の映画館スタッフの投票によりスクリーンで観てほしい映画のベストテンを決める、映画館大賞2010の投票結果が発表になった。2008年12月から2009年11月末日までの公開作品を対象に、全国の150館もの独立系映画館スタッフが投票した、純粋に「映画ファンにスクリーンで観てもらいたい」という映画ファンによる映画ファンのための賞だ。

映画『グラン・トリノ』

 栄えある第1位に輝いたのは、クリント・イーストウッド監督による映画『グラン・トリノ』。本作は、シンプルなストーリー展開ながら、メッセージ性の強い重厚な仕上がりで、かつ見事にエンターテインメント作品に昇華されているという、まさに映画の中の映画。第2位は、第33回モントリオール世界映画祭のコンペティション部門に出品され、国内外で評価の高い、西川美和監督の映画『ディア・ドクター』。第3位は、劇場上映時には3週連続1位を記録し、DVDの売り上げが早くも50億円を突破している、映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』。そのほか、映画『愛のむき出し』『劔岳 点の記』と続く。ランキング結果によると、強いメッセージ性、観客が一体となって楽しめるエンターテインメント性、さらには迫力の映像美と、確かにスクリーンだからこそ味わえる魅力が詰まった作品がそろっている。

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 そのほか、特別部門で「あの人の1本」では、阪本順治監督が映画『ポチの告白』、竹中直人が映画『永遠のこどもたち』を選出。中谷美紀は映画『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』を挙げ、「『夢をかなえるには人生は短過ぎる。しかし、夢を諦めるには人生は長過ぎる』とある監督は言いましたが、この作品はまさにそんな映画でした。ヘビーメタルなんてまったく好きではありませんでしたし、始まって5分ほどで劇場を出ようか否か迷ったほど、退廃的で過剰なパフォーマンスに嫌悪感を抱いていたにもかかわらず、いつの間にか中年男たちが必死で夢を追いかけ生きる姿に引き込まれ、最後にはポケットティッシュを使い切ってしまいました」と熱いコメントをした。

 映画館離れが叫ばれている今、映画館だからこそ味わえる感動作を観て、「やっぱり映画は映画館で観ないと」という気持ちを思い出してはどうだろうか。

ベストテンのランキングは以下の通り。
第1位『グラン・トリノ』
第2位『ディア・ドクター』
第3位『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』
第4位『愛のむき出し』
第5位『劔岳 点の記』
第6位『サマーウォーズ
第7位『母なる証明
第8位『スラムドッグ$ミリオネア
第9位『イングロリアス・バスターズ
第10位『沈まぬ太陽

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