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1970年代の日本で女性に大人気!元祖ガールズバンドのザ・ランナウェイズ

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見た目がロック、ジョーン・ジェット
見た目がロック、ジョーン・ジェット - Photo:Nobuhiro Hosoki

 ダコタ・ファニング主演の映画『The Runaways』(原題)で再び注目を集めそうな元祖ガールズ・ロックバンド、ザ・ランナウェイズでギターを担当したジョーン・ジェットが取材に応じた。本作ではダコタがリードボーカルのシェリー・カーリーを演じ、クリステン・スチュワートがジョーンを演じている。

 1970年代当時、アメリカよりも日本での人気が高く、1977年のジャパンツアーの際には熱狂的な女性ファンが詰め掛けた。「日本の反響には本当に驚かされたわ。それまで、アメリカやヨーロッパでやってきたツアーのほとんどのファンは男性だったし、ガールズバンドということで差別も経験したからね」とジョーン。

 「でも日本はまったくの逆で、ライブ会場前を歩いていたら開場待ちの大勢の女性ファンが絶叫しながら駆け寄ってきたのよ(笑)! まさか日本でこんなに人気があるとはね。きっと彼女たちはわたしたちに力強い女性像を見たんだと思うの。将来の選択肢は主婦以外にもあるってことを気付かせたのかもしれないわね」とのこと。

 自分の歩んだ人生を映画館のスクリーンで観た感想を尋ねると、「幻想的な感じがしたの。うまく言葉では言えないけれど、素晴らしい経験になったのは間違いないわ」と満足げだ。ジョーンは1979年のザ・ランナウェイズ解散後、ソロのロックシンガーとして、現在も活躍中だ。(取材・文:細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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