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ディカプリオ、日本語超うまいね!『シャッター アイランド』超日本語吹替版が大成功!4人に1人が吹き替え版で!

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ディカプリオ、日本語うまいね!-映画『シャッター アイランド』より
ディカプリオ、日本語うまいね!-映画『シャッター アイランド』より - (C) 2009 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.

 『ディパーテッド』のマーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオがタッグを組んだ、不可解な事件が起きた孤島を舞台に、謎解きを展開する本格ミステリー大作『シャッター アイランド』が週末興収ナンバーワンを記録し、超日本語吹替版と銘打った日本語吹き替え版を観た観客が通常の映画で吹替版を観る人の2倍という、驚きの結果が出たということが配給元のパラマウント ピクチャーズ ジャパンから公表された。

映画『シャッター アイランド』写真ギャラリー

 『シャッター アイランド』の超日本語吹替版が通常の日本語吹き替え版と何が違うのかというと、字幕版と吹替版の日本語部分を同じ人物が担当することで微妙なズレを補整し、違和感のない話し言葉にこだわることだという。例えば「銃を持ったままじゃ、この門はくぐらせない」というセリフは、「銃を持ったまま門を通すわけにはいかない」というように翻訳的な言い回しを避け、違和感のない話し言葉にこだわる。もちろん起用するのはプロの声優のみ。目指すのは、映像に集中し観客に「ディカプリオ、日本語超うまいね」と思わせるほどのフィット感だ。今回、字幕翻訳界のパイオニア的存在である戸田奈津子氏が、初めて日本語吹替版の監修を務めたのはそのズレをなくすため。

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 この微妙な違いが功を奏したようで、字幕版に対しての吹替動員シェアを最近の動向で見ると『シャーロック・ホームズ 』の13パーセント、『G.I.ジョー』の14.8パーセント、という通常であれば10パーセントから15パーセントのシェアを『シャッター アイランド』は、なんと25パーセントという高い割合を占め本作を観る4人に1人が超吹替版で鑑賞するという快挙を達成した。これは実に通常の日本語吹き替え版を観る人の2倍ということを数字が示している。

 今までは、吹き替え版の声優にタレントやアイドルを起用したりとハデな方法で映画の動員を狙っていたが、意外に正攻法でいった方がいい場合もあるということがわかり、映画業界が今後どう動くかも注目だ。

映画『シャッター アイランド』は4月9日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国公開

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