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メキシコの貧しい子どもたちが世界チャンピオンに!実話に基づく感動ストーリー

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『ザ・パーフェクト・ゲーム』の主演ジェイク・T・オースティンと神父役のチーチ・マリン
『ザ・パーフェクト・ゲーム』の主演ジェイク・T・オースティンと神父役のチーチ・マリン - Photo:Nobuhiro Hosoki

 ピッチャー・マウンドさえなかったメキシコの少年野球チームが、リトルリーグの世界チャンピオンになるまでを描いた映画『ザ・パーフェクト・ゲーム/The Perfect Game』(原題)が完成し、主役を演じたジェイク・T・オースティンと、選手を支える神父役を演じたチーチ・マリンに話を聞いた。本作は、1957年のメキシコ・モントレーに住む貧しい子どもたちが、アメリカのメジャリーグの世話係として働いていた経験のあるコーチと共に野球チームを結成し、リトルリーグの世界チャンピオンに挑むという実話をベースにした感動の作品。

 ジェイクは、当時世界大会に行った実際のメキシコの選手に会ったことがあるらしく、「僕が演じた投手は、世界大会でアメリカに来たときはバスだったけど、今回彼は飛行機で僕に会いに来てくれたんだ。彼は英語をしゃべれなかったから、僕が少しスペイン語を話して、コミュニケーションを取ったんだ。すごく謙虚な人だったよ」と教えてくれた。

 また、ジェイクはヤンキースのメンバーにも会ったことがあるそうで、「僕が声優を務めた映画『エヴリワンズ・ヒーロー/Everyone's Hero』(日本未公開)で、当時ヤンキースの監督だったジョー・トーリもその映画に声優として参加していて、そのときに彼に会ったんだよ。すると彼がスタジアムに僕を招待してくれたんだ! 当日、試合が終わってから、実際にダッグアウトに入れてもらって、ちょうどそのときにデレク・ジーターが、僕に『これをやるよ!』と言って、彼が使っていたバットをくれたんだ! 本当にうれしくて、今でも大切に保管しているよ」と貴重な体験をしたようだ。

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 一方、神父役のチーチにこれまで一番思い出に残っている野球経験を尋ねると、「実は、このメキシコのチームがアメリカでプレーしていたときに、おれもちょうど彼らと同じ歳で、アメリカのリトルリーグで野球をやっていたんだ。だから、この実話のことも依頼される前から知っていたんだよ。おれも、彼らが優勝した年ではなかったが、後でアメリカのオールスターチームに選考され、世界大会で試合をしたことがある。それが、一番印象に残っているね」と答えてくれた。

 カトリック信者だったチーチは子どものころよく教会に通い、聖歌隊にも参加していたらしい。「この神父役は、おれが子どものころ、よく両親に連れられて行ったメキシコで会った神父たちをベースにしているんだ。彼らは非常に接しやすく、うまく支援してくれるんだ。そこが、アメリカと違って面白いんだ」と実体験に基づいた話であることも教えてくれた。

 次回作についてチーチは、これまで7回も共に仕事をしたロバート・ロドリゲス監督の『マシェット/Machete』(原題)が控えている。「映画『プラネット・テラー in グラインドハウス』の中で使われた予告編映像だったものが、多くの観客の要望により、長編になったんだ。ロバートとの仕事は、本当に好きなんだ!」と明かした。一方、ジェイクは「僕はアニメ映画『リオ/Rio』(原題)で声優をやることになっているんだ」と無邪気に語った。実話ベースの野球映画だが、野球に興味がなくても楽しめる作品に仕上がっている。(取材・文:細木信宏 Nobuhiro Hosoki)

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