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豊川悦司、入浴シーンで池脇千鶴に背中を流されて気持ちいい……はずが、無理な姿勢で大変なことに!

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「第1回日本シアタースタッフ映画祭」に登壇した豊川悦司
「第1回日本シアタースタッフ映画祭」に登壇した豊川悦司

 23日、東京・千代田区にあるサイエンスホールで映画『必死剣 鳥刺し』が「第1回日本シアタースタッフ映画祭」のオープニング作品として上映され、主演の豊川悦司が舞台あいさつに登壇した。

 藤沢周平の時代小説を映画化した本作で、剣豪として迫力の大立ち回りを披露する豊川は、「最後のシーンは、どしゃ降りの中、5、6時間は撮影していた。最後は何が何だかわからない状態」と撮影での苦労をコメント。しかし豊川にとっては、立ち回り以上に、共演者である池脇千鶴に背中を流してもらうシーンが大変だったといい、「(風呂が)小さいので、ものすごく無理な姿勢だったんです。(裸なので)映ってはいけないものもありますし……」とギリギリトークで客席を沸かせた。

 「決して派手な映画ではありませんが、大人の皆さんに観ていただける映画らしい映画」と自信のアピールをした豊川。藤沢作品の映画化といえば、『たそがれ清兵衛』の真田広之、『隠し剣 鬼の爪』の永瀬正敏、『武士の一分(いちぶん)』の木村拓哉など名だたる俳優たちが主演を務めているが、豊川も引けを取らない存在感を発揮している。

 『必死剣鳥刺し』は、藤沢周平の「隠し剣シリーズ」全17話うちの一編を豊川主演で映画化した重厚な時代劇。海坂藩士で、剣の達人である兼見三左エ門(豊川)が、覚悟の上で藩政に悪影響を及ぼす藩主の妾(めかけ)を刺し殺したがゆえ、権力者の陰謀にさらされる姿を描く。

映画『必死剣鳥刺し』は7月10日より全国公開

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