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ゴールデンウイークの激戦区の中でも『アリス』は強し!『矢島美容室』は初登場8位スタート!!

映画週末興行成績

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どこまで首位をキープするのかな?-映画『アリス・イン・ワンダーランド』より
どこまで首位をキープするのかな?-映画『アリス・イン・ワンダーランド』より - (C) Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.

 今年のゴールデンウイークは話題作がめじろ押しでラインナップも充実。下馬評では夏と並んで屈指の激戦区と言われてきたが、週末のランキングに関していえば、順位の変動は少なく、ベストテンの顔ぶれも安定したものとなっている。また、5月1日の映画サービスデーが土曜日に重なったこともあり、ほとんどの作品が前週に比べて大幅な動員増。興行関係者もホッと胸をなで下ろしているようだ。

映画『アリス・イン・ワンダーランド』写真ギャラリー

 1位から3位は、3週連続で顔ぶれは変わらず。映画『アリス・イン・ワンダーランド』はぶっちぎりの首位で、その勢いはまだまだ止まりそうもない。そして2位に映画『名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)』、3位に映画『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』という並びになった。『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』は、3週目にして早くも興収20億円を突破。前編&後編を通じての観客動員数が500万人を突破するなど、前編を超える勢いに、配給元の東宝は50億は狙えそうだと鼻息も荒い。

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 そして今週の4位は、先週5位で初登場したサム・ワーシントン主演の映画『タイタンの戦い』がワンランクアップ。メガヒットを記録した「3Dの申し子」サム・ワーシントンも本作のために来日。テレビ、雑誌、新聞など精力的なプロモーションを実施したことも本作の知名度を上げることに一役買ったと言えるだろう。続いて5位は公開3週目となる映画『クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』が初登場4位から6位へと落ちた後、今週はワンランクアップと再浮上。やはりゴールデンウイークということで、子どもたちの支持を集めるアニメの強さを見せつけた形だ。

 一方、先週の初登場4位から6位へと2ランクダウンとなってしまったのが、週刊少年ジャンプ連載中のコミックを映画化した映画『劇場版銀魂 新訳紅桜篇』。しかしランクは下げたものの、全国90館という小さな公開規模でのこの成績は立派。今後の成績に期待がかかる。続いて7位は公開4週目となる、レオナルド・ディカプリオ主演の映画『シャッター アイランド』が同順位をキープという結果となった。

 今週の8位に初登場となったのは、フジテレビのバラエティ番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」から生まれた人気ユニットの主演映画『矢島美容室 THE MOVIE ~夢をつかまネバダ~』。建設途中の東京スカイツリーでのレッドカーペットイベントや、第2回沖縄映画祭など、プロモーションもド派手だった矢島美容室。各種イベントでもストロベリー(石橋貴明)が「15億円を超えれば続編の可能性も」とコメントしていたことから、本作の目標興収ラインはおそらく15億円というところか。今後、その目標にどれだけ近づけるか注目である。

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 続いて9位は映画『第9地区』で先週と同順位をキープ、10位はナインティナインの岡村隆史主演の映画『てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~』が2ランクダウンとなった。ベストテン圏外は、11位が井上真央主演の映画『ダーリンは外国人』がワンランクダウン、仲里依紗の過激衣装が話題になった映画『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』は初登場12位と、惜しくもベストテン入りを逃してしまった。

 今週末は、シリーズ10周年記念作品でおなじみの迷コンビが活躍する『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』、ティム・バートン製作のファンタジー映画『9 <ナイン> ~9番目の奇妙な人形~』、そしてキャメロン・ディアス主演のサスペンス映画『運命のボタン』などに注目したい。(ランキングなどは興行通信社調べ)(取材・文:壬生智裕)

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