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新作『ロビン・フッド』も及ばず!『アイアンマン2』2週連続全米ナンバーワン! -5月17日版

全米ボックスオフィス考

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「あの赤いヒーローは強いな……」(映画『ロビン・フッド』より)
「あの赤いヒーローは強いな……」(映画『ロビン・フッド』より) - (C) 2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

 先週から興行成績は59.4パーセント下降したものの、それでも5,204万ドル(約46億8,360万円)をたたき出した映画『アイアンマン2』が、今週も全米映画ナンバーワンの座に輝いた。(1ドル90円計算)

映画『アイアンマン2』

 依然として4,390館・推定10,000スクリーンの規模で大型ロードショー中の『アイアンマン2』は、前作の映画『アイアンマン』の記録した2週目週末興行成績5,120万ドル(約46億800万円)を上回り、封切り10日間にしてすでに2億1,120万ドル(約190億800万円)の全米興行収入を上げ、短期間で2億ドル(約180億円)の大台を突破する快挙を成し遂げている。

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 『アイアンマン2』旋風にあおられて、初登場なのに惜しくも第2位だったのは、リドリー・スコット監督映画『ロビン・フッド』。ラッセル・クロウケイト・ブランシェット出演作品で、大きな期待を担って公開されたが、『アイアンマン2』フィーバーには勝てず、ボックスオフィス収入を1,600万ドル(約14億4,000万円)も下回る3,606万ドル(約32億4,540万円)という結果に終わった。だが、3,503館・推定5,700スクリーンで封切られたこの作品は、1991年のケヴィン・コスナーがロビン・フッドを演じた映画『ロビン・フッド』を上回る成績を上げており、往々にして成績が振るわない中世が舞台の映画にしては快調なデビューといえる。過去のロビン・フッド作品の二番せんじではなく、どういう経緯で貧しい人々の英雄ロビン・フッドが誕生したのかという新鮮な観点からストーリーが展開していることや、映画『グラディエーター』をほうふつさせるような男くささとアクション満載の部分が映画ファンの興味を引いたと思われる。配給ユニバーサル・ピクチャーズの観客調査によると、映画を観に来ていた56パーセントが男性客で、全体の63パーセントが30歳以上の観客だったとの結果が出ている。

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 今週第3位は、こちらも初登場の映画『レターズ・トゥ・ジュリエット / Letters to Juliet』(原題)で1,354万ドル(約12億1,860万円)。2,968館・3,600スクリーンで公開されたラブロマンスものだが、トップの2作品が男くさ過ぎると感じた女性客がこの映画を観に詰めかけたようで、配給サミット・エンターテイメントの調べによると、何と81パーセントの観客が女性で、全体客の63パーセントが25歳以上という結果が出ている。

 第4位は、こちらの作品も初登場のラブロマンス映画で、830万ドル(約7億4,700万円)の興行収入だったクイーン・ラティファ主演の映画『ジャスト・ライト / Just Wright』(原題)という作品。残念ながら、出だしが弱かったようで、クイーンが主演を務めたロマンス映画『ラスト・ホリデイ』よりも元気のないスタートになった。

 そして第5位は、2ランクダウンしたもののトップ10の中で降下率が25,1パーセントと最小だった映画『ヒックとドラゴン』で500万ドル(約4億5,000万円)の売り上げ。封切り後8週目にしてなお快調な走りを見せている。

 次回のチャート予想だが、ファン待望のアニメ映画『シュレック フォーエバー』の独壇場になる可能性大。大人気アニメ映画『シュレック』シリーズの最終章といわれており、それがまた人気に拍車を掛けること請け合いである。(文・取材:神津明美/Akemi Kohzu)

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