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ダリオ・アルジェントの『サスペリアPART2/紅い深淵』をロメロ監督が3Dリメイクか?

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ジョージ・A・ロメロ監督
ジョージ・A・ロメロ監督 - Anna Webber / WireImage / Getty Images

 先日、ダリオ・アルジェント監督が、ブラム・ストーカーの古典「ドラキュラ」を忠実に映像化する3D映画版『ドラキュラ』でメガホンを取ることが発表されたばかりの第63回カンヌ国際映画祭で、また驚くようなニュースが明らかになった。

 映画サイトDark Horizonsなど複数のメディアが伝えたところによると、ジョージ・A・ロメロ監督が、アルジェント監督の映画『サスペリアPART2/紅い深淵』の3Dリメイク版でメガホンを取るかもしれないとのこと。これは、映画祭のマーケットにおいて、ダリオ・アルジェント監督の弟で、プロデューサーのクラウディオ・アルジェントが、リメイク版『サスペリアPART2/紅い深淵』をセールスしていることから明らかになった情報だ。クラウディオによると、現在リメイク版の監督としてロメロ監督と交渉中で、映画はイタリアとカナダの共同出資作品となり、3Dデジタル映画としてリメイクされるそうだ。残念なことに、ダリオ・アルジェント監督はリメイク版へかかわっておらず、リメイク版の脚本はクラウディオが執筆し、撮影は今秋から開始される見込みだ。

 映画『サスペリアPART2/紅い深淵』は、次々と起きる猟奇殺人を描いた1975年のスリラー映画で、タイトルに「サスペリアPART2」と入っているが、1977年の映画『サスペリア』とは関連性はなく、続編ではない。原題である「Profondo Rosso(深紅)」が表すように、オリジナル版は赤色と小道具が特徴的に使用された映画である。

 アルジェント監督とロメロ監督といえば、1978年の映画『ゾンビ』製作の際に、まだ無名だったロメロ監督の才能を買って、アルジェント監督が共同出資を申し出たことで、映画を完成することができたのは有名な話。リメイク版にアルジェント監督は関与しないにしても、ロメロ監督がアルジェントの作品をリメイクするのは、たいへん面白い組み合わせとなるのは間違いないだろう。

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