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ジブリの鈴木プロデューサー、「エヴァンゲリオンは巨神兵だ」と新発見!?

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何年経っても『ナウシカ』愛は変わらない!!
何年経っても『ナウシカ』愛は変わらない!!

 1984年に劇場公開されたアニメ映画『風の谷のナウシカ』のブルーレイディスク発売を前に、有明のパナソニックセンター東京で完成披露発表会が行なわれ、スタジオジブリ代表取締役の鈴木敏夫プロデューサーが参加して名作映画がブルーレイ化された経緯などを語った。

映画『借りぐらしのアリエッティ』作品情報

 「去年、ジブリのブルーレイ第1弾として『崖の上のポニョ』を発売したんですけど、そのときの打ち上げで発売元から第2弾の要請があり、なぜだか『ナウシカ』と即答しちゃったんですよね。なんでそう言っちゃったのかなぁ」とトボケつつも、「強いて言うなら今度公開される『借りぐらしのアリエッティ』の小人のキャラと結び付いたんですかね。ナウシカのころはやっと環境破壊が叫ばれ始めたころで、ナウシカは世界の救世主。一方アリエッティは小さな家に住む小人。対極にある二人のキャラクターを思うと随分と遠いところまで来てしまったなぁという感覚が出たんです」と経緯を明かした。

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 宮崎駿監督について聞かれると、「多分彼はデジタル化には反対なんですよ。デジタル化された昔のディズニー映画を観ていて、昔のとは違う映画になっていると不満を言っていたから。でもデジタルの力を借りて公開時の色を再現できるならやる価値があるとわたしから提案しました。昔の映画は、フィルムをプリントするからどうしても傷ついて劣化してしまいますから……また公開当時の『ナウシカ』を作ってみたくなったんです」と語り、続けて、「実は監督はブルーレイってよく知らないと思うんですよ。VHSやベータは良く知っていたが、レーザーディスクあたりから危ない(笑)。昔『DVDって何?』って聞かれたことがあるくらいですから。今回はちゃんと『ブルーレイはDVDをもっと良くしたものなんですよ』って説明してあげました」とアニメ映画のトップに君臨するスタジオジブリの面々が意外に最新技術に疎いところを明かして笑いを誘っていた。

 また、音声特典として本作で原画を担当した「エヴァンゲリオン」の庵野秀明監督と鈴木の対談が追加されたことにちなんで、「あいつの作りたいことがわかった。エヴァンゲリオンは(ナウシカに登場する) 巨神兵だ!! と今気付きました。今度会ったら言わなくちゃ」と興奮気味に語り、「彼の最初にやった仕事が(世界を滅ぼした巨大人工生命体)“巨神兵”を描いたこと。そして今は(汎用ヒト型決戦兵器)“エヴァンゲリオン”を描いている。何十年たった今でも人間って同じことやるんですね。恐ろしい(笑)。だからお墓には巨神兵って書いときましょう」と独自の見解を披露していた。

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 ほかに7月17日公開のアニメ映画『借りぐらしのアリエッティ』の観どころを問われ、「小人のアリエッティが2階へツタを伝って上っていくところ。あそこが実に良い描写になっているんですよ。ぜひ観てください」としみじみ述べ、最新映画をアピールしていた。

 本作は、「火の七日間」といわれる大戦争の後不毛の地と化した大地に住むようになった巨大な“蟲”(むし)たちと生き残った人間たちの対立と共存を描く壮大なファンタジー。王家の姫ナウシカが世界の救世主となり活躍していく姿を軸に描いている。

『風の谷のナウシカ』のブルーレイディスクは7月14日よりウォルト・ディズニー・ジャパンから発売(税込み:7,140円)

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