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ニューヨークの人に埼玉がわかる?アメリカ人の観客『サイタマノラッパー』に沸く!

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入江悠監督
入江悠監督 - Photo:Nobuhiro Hosoki

 映画『SR サイタマノラッパー』『SR サイタマノラッパー2 ~女子ラッパー☆傷だらけのライム~』でメガホンを取った入江悠監督が、現在開かれているN.Y.A.F.F(ニューヨーク・アジアン・フィルム・フェスティバル)で、単独インタビューに答えてくれた。

映画『SR サイタマノラッパー2 ~女子ラッパー☆傷だらけのライム~』写真ギャラリー

 この映画を制作するにあたっては、エミネムが主演した映画『8 Mile』の存在が大きかったと話す入江監督。しかし、音楽はもっぱら聴く側で、音楽関係には携わったことがないと明かす。「『8 Mile』みたいに、貧困がモチベーションになっているわけではないのですが、それでも歌いたいという人を描きたいと思っていました」と話した。

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 入江監督は、2作目で女性ラッパーを描いた理由について、「女性を扱ったラップ映画を観たことがなかったからです」とチャレンジ精神旺盛な様子を見せた。「モデルらしき人がいなかったので、ワークショップを開いて、興味ある女の子に参加してもらい、キャスティングすることになりました」と話す。

 ニューヨーク・アジアン・フィルム・フェスティバルの観客の反響を「すごく観客が沸いていて、アメリカ人の観客は、反応がはっきりしていますね。他の国の映画祭でもそうですが、上映後に拍手が起きたりすると感動しますね。今回は、歓声も大きくてうれしかったです」と語った入江監督。映画『SR サイタマノラッパー2 ~女子ラッパー☆傷だらけのライム~』は、ニューヨークで確かな評価を受けているようだ。

 入江監督の故郷はもちろん埼玉県。「田舎でもなく、都会でもない中途半端なところが面白い」と本作の舞台でもある故郷への思いを語った。しかし、ラップの盛んな区域であるブロンクス区を訪れたという入江監督は、「今度は国境なんて越えて、海外で制作してみたい」という野望も語っていた。まだ30歳の若手監督の今後の活躍に期待したい。(取材・文:細木信宏 Nobuhiro Hosoki)

映画『SR サイタマノラッパー2 ~女子ラッパー☆傷だらけのライム~』は新宿バルト9ほか全国順次公開中

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