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絶世の美女カトリーヌ・ドヌーヴがヤンクミか!?衝撃の赤ジャージ姿

第67回ヴェネチア国際映画祭

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ヤンクミか!? 「ホタルノヒカリ」の蛍か!? いや、フランスが誇る絶世の美女カトリーヌ・ドヌーヴさまだ!
ヤンクミか!? 「ホタルノヒカリ」の蛍か!? いや、フランスが誇る絶世の美女カトリーヌ・ドヌーヴさまだ! - Photo:Harumi Nakayama

 仏女優カトリーヌ・ドヌーヴ主演『しあわせの雨傘』(11年正月公開)が現地時間4日、第67回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門で上映され、劇中で身にまとう“笑撃”の赤ジャージ姿を披露した。同作品は女性の社会進出が目覚ましくなった70年代のフランスを背景に、主婦のかがみのような女性だったスザンヌが、夫の体調不良をきっかけに工場経営を任され、以後、意外な能力を発揮していく姿を描いたコメディ。

第67回ヴェネチア国際映画祭コンペ作品

 家庭が生活の中心だった時のスザンヌの日課は朝の日差しを浴びながら、鳥がさえずり、緑輝く公園をさわやかにジョギングすること。そこでドヌーヴが着用しているのが、70年代の昔懐かしい三本線のジャージ。『8人の女たち』(2002)でドヌーブの信頼を得た、フランソワ・オゾン監督だからこそできた冒険的な衣装だ。66歳のドヌーヴは、ボディラインをあらわにしてしまうジャージを着るために、ダイエットをして撮影に望んだという。

 また本作は、ドヌーヴの代表作『シェルブールの雨傘』にオマージュを捧げ、傘工場が舞台で、ドヌーヴが愛らしいダンスや歌声を披露するシーンを設けるなど、映画ファンの心をくすぐる憎い演出が施されている。ドヌーヴと言えば、近寄りがたいゴージャスなルックスから高飛車なイメージがあるが、プレス試写では「ドヌーヴってば、かわいい」とか「若返った」という声が上がっている。これだけキャリアの長い女優の、また新たな一面を開拓したオゾン監督の手腕が評価されそうだ。(取材・文:中山治美)

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