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映画版『ゲゲゲの女房』に主演した吹石一恵と宮藤官九郎、NHKのテレビ版は意識しなかった!

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映画版ゲゲゲ夫妻!-左から宮藤官九郎、吹石一恵
映画版ゲゲゲ夫妻!-左から宮藤官九郎、吹石一恵 - 写真:尾藤能暢

 今週末に最終回を迎えるNHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」への期待が高まっているが、11月20日に映画版『ゲゲゲの女房』が公開される。本作で水木夫婦を演じた吹石一恵宮藤官九郎がインタビューに応じ、作品にまつわるエピソードを明かした。

映画『ゲゲゲの女房』場面写真

 水木しげるの妻・布枝の同名自伝を原作に、水木が人気漫画家になるまでの夫婦の軌跡を描いた映画『ゲゲゲの女房』は、NHK朝の連続テレビ小説で松下奈緒向井理が演じた水木夫婦を、吹石と宮藤が演じることでも話題の作品。そこで、吹石と宮藤にテレビ版を意識したことがあったのか聞いてみたところ、なんと、二人とも意識するどころか、「ほとんど観たことがなかった」そうだ。

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 というのも、本作の企画が立ち上がったのはテレビよりも先だったため、映画の撮影中はまだテレビ版が放送されていなかったのだ。「わたしは気にするタイプなので、もしも撮影中に放送されていたらチェックしていたと思うんですけど、そうではなかったので、特に意識することなく映画に打ち込めました」と語る吹石。一方、放送開始後も朝が苦手でテレビ版を観られなかったという宮藤は、「うちの親は僕がテレビの方に出るとカン違いしていたんです。向井さん演じたしげるが年を取ったら僕になると思って、楽しみに観ていたらしいんですよね(笑)」と、おとぼけエピソードを披露。残念ながらテレビ版には最後まで登場しなかった宮藤だが、映画版にはほぼ出ずっぱりなので、彼の親御さんもさぞかし喜んでいることだろう。

 二人が「自分たちならではの『ゲゲゲの女房』になった」と自信を持って語る本作は、映画『私は猫ストーカー』の鈴木卓爾監督が情熱を注いだ意欲作。現場では鈴木監督の厳しい演出に、「思わず泣きそうになった」という吹石だが、「わたしのNGに嫌な顔ひとつせず付き合ってくださった宮藤さんには本当に感謝しています」と、宮藤の優しさに救われたことを告白。その言葉を受けた宮藤も、「監督の厳しい要求にちゃんと応えていた吹石さんはスゴイ! 僕は彼女のような強い女性が好きなんですよ(笑)」と吹石にラブコール。二人の相性はバッリチだったようだ。

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 水木の原画がアニメーションに変化するなど、ファンにはたまらない演出が味付けとなっている映画『ゲゲゲの女房』。完成版を観た吹石は、「観た後にジワッと染みてきます。鈴木監督ならではの独特の雰囲気を楽しんでほしい」とコメント。そして宮藤は、「ちょっと不思議な映画ですが、あたたかくて希望があって、本当にいい作品です」と語りつつ、「出て良かった!」と何度も繰り返していた。昭和の貧しい時代を背景に、普遍的な夫婦のきずなを描いた本作は、ドラマで感動した人はもちろん、豊かな現代に生きるすべての人に観てほしい作品だ。

映画『ゲゲゲの女房』は11月20日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開

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