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宮崎駿、監督最新作はブリューゲルの名画に着想!「宮崎監督はまだまだ映画を作る」

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パン種やタマゴ姫が逃げる麦畑のジオラマ
パン種やタマゴ姫が逃げる麦畑のジオラマ - (C)Museo d'Arte Ghibli (C) Studio Ghibli

 19日、三鷹の森ジブリ美術館にて、宮崎駿監督の最新作である短編映画『パン種とタマゴ姫』と、この作品の紹介を加えた新しい企画展示「ジブリの森のえいが展」後期が報道陣に公開され、宮崎駿監督最新作の世界観が明らかになった。新作上映前にあいさつに立った三鷹の森美術館館長の中島清文氏は、「宮崎監督はまだまだ映画を作る気でおりますので、どうぞよろしくお願い致します」と締め、期待の高まりと共に新作映画の幕が開けた。

 三鷹の森ジブリ美術館の映像展示室「土星座」での上映向けに制作された『パン種とタマゴ姫』は、いばらの森の中の、深い深い穴の中に住むバーバヤーガと“割れないタマゴ”から生まれたタマゴ姫、突然ムクムクと動き出したパン種が登場する上映時間約12分の短編映画。最近、自身が好きなブリューゲルの絵画「穀物の収穫」で刈り取られている麦がライ麦だと知った宮崎監督が、その事実を知らなかったことの驚きと「ブリューゲルの絵のような場所を舞台に映画を作ってみたい」という思いからこの映画を制作した。「土星座」で上映される映画は、「子どもたちが最初に観る映画を」とのコンセプトを元に制作されているというが、館長の中島氏が、「自分が食べているパンがどうやってできているのか興味を持ってもらえたら」と話す通り、初めて映画を観た子どもたちの好奇心をそそる不思議な世界観が築き上げられている。

 そして、そんな子どもたちの疑問を解決するのが、新しい企画展示「ジブリの森のえいが展」後期。パン種やタマゴ姫が逃げる麦畑のジオラマのほか、麦を刈るための大きな西洋鎌、実物の麦、パンのもととなる小麦粉、石臼などを展示しており、中島氏も「ちょっとお勉強にもなるし、子どもも大人も楽しめる展示」と太鼓判を押す仕上がりに。石臼で本物の小麦粉を挽くなどの体験もすることができ、「麦」から「粉」へ、そして「パン」がふくらんでいく様子がわかりやすく紹介されている。

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 そのほか、常設展示に7月に公開され大ヒットとなった映画『借りぐらしのアリエッティ』に登場したドールハウスも加わった三鷹の森ジブリ美術館。入場は日時指定の予約制となるが、『パン種とタマゴ姫』の上映は3月14日まで、「ジブリの森のえいが展」後期は2011年5月まで行われる予定。映画『となりのトトロ』でメイが不思議な穴を見つけたときのように、映画『千と千尋の神隠し』で千尋がトンネルを通り抜け、不思議な世界に迷い込んだように、都会の喧騒をはなれ、迷い込むことができる不思議の国「三鷹の森ジブリ美術館」。チケットを入手して、普段は考えもしなかった身近なものについて考える、そんな機会を得るのもよいかもしれない。

三鷹の森ジブリ美術館の入場は日時指定の予約制
毎月10日(土、日、祝の場合は翌平日)より翌1か月分を全国のローソンにて販売
ウェブ、モバイル、店頭Loppiにて予約、ローソン店頭で引き換え
短編映画『パン種とタマゴ姫』は三鷹の森ジブリ美術館映像展示室「土星座」にて11月20日から2011年3月14日まで上映予定

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