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28年間、原発に反対!エネルギーを選ぶ権利とは?祝島の人々の闘い描く映画の公開決定!坂本龍一、UAも共感!

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エネルギー問題を問う!
エネルギー問題を問う! - 映画『ミツバチの羽音と地球の回転』より

 映画『ヒバクシャ 世界の終わりに』『六ヶ所村ラプソディー』の鎌仲ひとみ監督最新作にして3部作完結編となる映画『ミツバチの羽音と地球の回転』が、来年2月より劇場公開されることが決定した。これまで核や環境問題を世に問うてきた鎌仲監督が放つ新作は、28年間原子力発電所計画に反対し続けている瀬戸内海の祝島の島民と、スウェーデンで自立型エネルギーを作り出す取り組みを行う人々の両面からエネルギー問題を描き出すドキュメンタリー作品だ。

 『ミツバチの羽音と地球の回転』は、1982年に中国電力が計画した山口県上関町・祝島への原発建設に対して一貫して反対している島民の姿と、持続可能な社会を目指して地域自立型のエネルギー開発に取り組むスウェーデンの人々を照らし合わせながら、日本の原発重視で電力独占の体制をどうすれば変えられるのかを問う作品。祝島では海藻や鯛をとり、無農薬のびわを千年前から栽培する生活が定着しており、島民は一丸となって原発計画を阻止している。一方、スウェーデンでの取り組みが日本の電力の自由化、自分たちのエネルギーの未来を切り開くヒントとなり、いかに自然と共鳴するのかを観る者に訴えかける内容となっている。

 祝島の原発建設予定地周辺には、絶滅が危惧されている多種の希少生物が生息しており、音楽家の坂本龍一氏は「生存権の一つとして、何によって作られた電気を使うか、核なのか、風なのか、太陽の光なのか、選ぶ権利があるはず」と強く自然との共存を投げかけている。また、歌手のUAさんも「気付いた人達が確かな行動を起こしている。その事実に出会う時、私達は知恵と勇気を分けてもらえる。そして、野花を小瓶に飾るようなユーモア。今、この国にとって最も重要な映画だと思います」と本作に映し出された問題を提起している。

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 自主上映というスタンスで全国600か所以上で上映し話題を呼んだ前作『六ヶ所村ラプソディー』から4年。祝島は一体どうなるのか? 決して人ごとでは済まないエネルギー問題に、一人一人の行動が大きな力となる未来に期待せずにはいられない。

映画『ミツバチの羽音と地球の回転』は2011年2月19日より渋谷ユーロスペースほか全国順次公開予定

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