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代理母出産・14歳で出産・母ナシ娘!3様の母と関係描く『愛する人』!今一番美しい黒人女優ケリー・ワシントンを直撃

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ケリー・ワシントン
ケリー・ワシントン

 映画『ファンタスティック・フォー』シリーズ、映画『セントアンナの奇跡』などで注目された黒人女優ケリー・ワシントンが、新作『愛する人』について語った。

 老いた母親の介護と仕事に追われるカレン(アネット・ベニング)には、忘られない過去があった。それは、14歳のときに妊娠して、生まれた娘を手放したことだった。一方、その孤児として育った娘エリザベス(ナオミ・ワッツ)は、母親の顔を知らずに育ち、今は弁護士としてのキャリアを築くが、それでも本当の母親の存在が気になり始める。そして最後に黒人女性のルーシー(ケリー・ワシントン)は、夫と代理母出産を決意する。それぞれ3人の女性のストーリーを交錯させながら、母親としての愛情と子どもの母親への想いが見事に構成されたドラマ作品。

 脚本について「読んだときに、実際にこのキャラクターのような女性たちを日頃から見たり聞いたりしていて、共感が持てたの。だから、このルーシー役も脚本を読んだだけで、頭の中で鮮明に描くことができたわ。何よりもこの映画の魅力は、3人の女性が、それぞれ大きな変化をもたらすことになる人生の分岐点にあることなの」と説明したケリーは、女性の本音が聞けるような作品にいつもかかわっていきたいとも述べていた。

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 この映画では母親と子どもの関係が描かれているが、ケリーと彼女の実の母親との関係について「わたしの母親は大学で教授として働き、母親もやりながら、妻としても結婚生活を支えていたの。一体どうやって、そんなことが全部できたかはわからないけれど、素晴らしい母親と思っているわ。ただ、そんな完璧な母親だったから、わたしが女優になりたいと言ってからは、すっと反対されていたの。でも今では、それを我慢しながら、サポートしてくれるわ」と明かした。一方、この映画でケリーが演じたルーシーとその母親のエイダとの関係については「エイダとルーシーの関係は、わたしと実の母親との関係とは違って、もっと緊張感を持ちながら常に運動エネルギーを発散しているような、いがみ合った関係なの。ただ、エイダ役を演じたS・エパサ・マーカソンは素晴らしい女優で、映画内で真実味のある演技でわたしを引き立ててくれたわ」と実の母親と映画での母親役とを比較しながら語った。

 映画内でルーシーは、ある女性に代理母出産を頼むが、その代理母ともめることになる。なぜルーシーはあえて2、3歳の養子をもらわずに、多くのトラブルが起こることも予想できる代理母出産を最初に選択したのか、との質問に「ルーシーは完璧主義で、どういう方向に物事を進めるかを常に考え、それをコントロールしていくタイプなの。だから、ルーシーは常に先入観をもって行動しているけれど、徐々にそんな彼女の先入観が、この映画の中で取り払われていき、自分の人生に合わせていく選択をし始めることになるの。要するに、周りで起きていることを徐々に受け入れていくことになるの。だから、そういった要素も踏まえて、ルーシーは母親として2、3歳の養子ではなく、あえて最初からかかわることのできる出産から立ち会いたかったんだと思うわ」と明かした。

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 ちなみにこの映画では3人の女性が描かれているが、その関係が映画内ではわずかに交錯するだけだったため、ケリーはセットでも他の女優アネット・ベニング、ナオミ・ワッツと言葉を交わすことはほとんどなかったそうだ。最後にこの映画は、男女それぞれの観点で意見が違ってくる作品に仕上がっているため、カップルで観ても面白いと教えてくれた。彼女の次回作は、エディ・マーフィと共演の『ア・サウザンド・ワーズ(原題) / A Thousand Words』が控えている。

 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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