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アメリカの権威ある賞VESで日本のアニメが史上初のノミネート!笹原和也監督の超キュートなウサギCGアニメ

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「照準は、VESアワードでいいか?」「ああ、今年はおれたちウサギの年……受賞はもらったも同然だ」
「照準は、VESアワードでいいか?」「ああ、今年はおれたちウサギの年……受賞はもらったも同然だ」

 CGやVFXの分野でのめざましい成果に与えられる全米視覚効果協会主催の第9回VESアワードのショートアニメーション部門に、笹原和也監督の映画『CAT SHIT ONE -THE ANIMATED SERIES-』がノミネートされていることが明らかになった。日本のCGアニメーション作品としては史上初の快挙となる。VESとはヴィジュアル・エフェクト・ソサエティの略で全米監督協会、脚本家協会と同じ製作者の協会の一つ。3Dブームのけん引役となった映画『アバター』が6部門を受賞し、映画『カールじいさんの空飛ぶ家』が3部門受賞するなど、CG作品にとってはアカデミー賞、エミー賞に次いで権威があるとされている賞だ。

こちらは実写とCGの融合! 映画『スパイ・アニマル Gフォース』場面写真

 本作は、小林源文のマンガを笹原監督がCGアニメーション化した作品で、YouTubeでの全編無料公開を実現したことでも話題になった。ベトナム戦争下でのアメリカ軍偵察部隊の活躍を描いており、登場キャラクターはすべて出身国に応じたウサギやブタ、ネコなどの動物で表現されている。キュートなウサギ(=アメリカ人)だが、甘く見ているとやけどするかも?

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 笹原監督は「ピクサーを超えることが目標であると公言していたが、これでひとつ世界的信頼を勝ち得た。クリエーターとしての実力がエンターテインメントの本場アメリカで認められ大変光栄だ」とコメントを発表しており、ノミネートだけでなく受賞も視野に入れていることを明かしている。

 本作は、たった2匹のウサギ部隊パッキーとボタスキーが、砂漠のテロ集団に拉致された人質を救うため敵陣に突入する様子を描いたアクションCGアニメーション。日本ではすでにDVD&ブルーレイもリリースされているが、アメリカでも2月にリリースされることが決定している。

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