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鮮烈デビュー!15歳の中学生監督!同じ沖縄のCoccoが「今後どんな風にグレるのか楽しみ」とエール?

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中学生の仲村颯悟監督、Coccoにからかわれるの図
中学生の仲村颯悟監督、Coccoにからかわれるの図

 歌手のCoccoが15日、東京・池袋テアトルダイヤで行われた映画『やぎの冒険』の公開記念舞台あいさつに、本作で長編デビューを飾った仲村颯悟監督とともに登壇した。仲村監督は沖縄在住の中学生で、撮影当時わずか14歳。今月10日に15歳になったばかりの仲村監督に、Coccoは「友だちの大人として、今後どんな風にグレるのか楽しみ」とエールを送った。

映画『やぎの冒険』写真ギャラリー

 当時14歳だった少年監督の作品に、人気アーティストであるCoccoが主題歌を書き下ろすという異例の出来事の裏には、仲村監督のひた向きな思いがあった。仲村監督は当初から「主題歌はCoccoさんで」と切望していたが、周りのスタッフたちは無理だと考えていたのだとか。「手紙を書くと言ったら、みんな『とりあえず書いてみなよ』って。そしたらクリスマスの日に、Coccoさんから曲が届いたんですよ!」と仲村監督はうれしそうに振り返った。

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 一方、手紙を受け取ったCoccoは「いたいけな少年が何かを求めているから、大人が応えてあげなくてはと……」と当時の心境をコメント。受け取ったその日に、主題歌「やぎの散歩」が完成し、そのまま郵便局に持ち込んだそうだ。若くして才能を開花させた仲村監督に対しては、「10代は奇跡。これからも(監督を)続けて進化してほしいし、友だちの大人として、今後どんな風にグレるのか楽しみ」と激励。同時に、受け取った手紙に母親との思い出がつづられていたと“暴露”し、仲村監督は大照れ。若き天才監督が、中学生の素顔を見せる瞬間だった。

 『やぎの冒険』は小学生のころからホームビデオを片手に30本以上の短編映画を撮り続けてきた1996年生まれの仲村颯悟が手掛けた初長編作。食用のために殺されるヤギの姿にショックを受けた那覇出身の少年が、沖縄独特の文化や風土、自然に触れながら、成長していくピュアな人間ドラマだ。昨年9月には沖縄で上映され、観客動員4万人を突破する大ヒットを記録。ちなみに都内での公開初日は1月8日だったが、仲村監督が期末試験中だったため、一週間遅れの舞台あいさつとなった。

映画『やぎの冒険』は池袋テアトルダイヤほか公開中

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