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笑福亭鶴瓶から借りたAV「ザッツ・回春エロエステ」観て“ヨヨチュウ”に開眼!西川美和監督激白!

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“ヨヨチュウ”の世界に心酔しました! -西川美和監督、代々木忠監督
“ヨヨチュウ”の世界に心酔しました! -西川美和監督、代々木忠監督

 AV界の巨匠として君臨する“ヨヨチュウ”こと代々木忠の生きざまに迫るドキュメンタリー映画『YOYOCHU SEXと代々木忠の世界』の公開記念トークショーが19日、東京・渋谷アップリンクXで行われ、代々木監督と西川美和監督(映画『ディア・ドクター』)という異色コンビが登場した。

映画『YOYOCHU SEXと代々木忠の世界』写真ギャラリー

 本作を西川監督がいたく気に入ったことから実現したこの日のトークショー。西川監督が代々木作品と出会うきっかけを作ったのは、なんと『ディア・ドクター』に主演した笑福亭鶴瓶だったといい、「鶴瓶さんが『ザッツ・回春エロエステ』っていうAVを貸してくれた。どうしても観ろって言うもんで。ところが観たら、目からウロコが落ちてしまった」。濡れ場を演じる女性たちに演技くささをまったく感じなかったという西川監督は、「まるで観音様のように神々しく美しかった。セックスで達した女性に母性を感じるし、わたしもこんな女性になれたらとさえ思うほど」と一般的なAVとは異なる代々木イズムに心酔した様子だった。

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 一方、代々木監督は番組共演がきっかけで、鶴瓶と意気投合。本作にも鶴瓶が出演するなど親交を深めており、「今日、西川さんとトークショーをやるって言ったら、鶴瓶さんが『あの子、いい子やから頼むわー。手つけたら、あかんで』って言われましたよ。もちろんそんなことしません。AV監督にとって、映画監督は高嶺の花ですしね」。これに対し、西川監督が「わたしこそコンプレックスだらけで」と恐縮気味に語ると、すぐさま「コンプレックスがある人、大好き」と伝説のAV監督らしい鋭い熱視線を投げかけていた。

 現在、西川監督は結婚詐欺をテーマにした新作を準備中だといい、これまでの作品とは違い、女性が主人公になる予定とのこと。「女性を描く上で、セックスは避けて通れない。ぜひ代々木監督に濡れ場の指導をしていただきたい。というか、ぜひ俳優として撮ってみたいです」といきなり代々木監督に出演オファーを申し出る場面もあった。

 『YOYOCHU SEXと代々木忠の世界』は1980年代初頭のAV黎明(れいめい)期以来、数々の作品を放ち続けてきた代々木監督の実像に迫るドキュメンタリー。カリスマAV監督としての顔はもちろん、一人の夫であり、父親でもあった代々木の数奇な人生にも光を当てる。落語家の笑福亭鶴瓶、漫画家の槇村さとる、精神科医の和田秀樹ら、彼の作品を支持する著名人たちがインタビューに登場。昨年11月、第5回ローマ国際映画祭EXTRA部門で上映されたほか、イタリアの国営放送RAI 3が放映権を買ったことでも話題を集める。

映画『YOYOCHU SEXと代々木忠の世界』は公開中

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