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映画『フラガール』の舞台・福島県スパリゾートハワイアンズで被災したSPA!記者の体験記がネットで話題

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週刊SPA!(4/5号)
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 映画『フラガール』の舞台となった福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズで被災した、SPA!の記者がつづった体験記がネットで話題を集めている。SPA!の男性記者は、「Web SPA!」誌上にて、“福島県いわき市「スパリゾートハワイアンズ」の奇跡”として、自身が体験したハワイアンズでの被災の様子をつづっている。

 記事によると、その日、休暇中だった記者は妻と2歳10カ月の息子とともに同施設に到着して一時間半後に被災。水着のままで避難したという。ハワイアンズは、ガス、水道、電気というライフラインがすべて生きており、食料の備蓄もあったため、宿泊者たちは十分な待遇を受けることができたという。しかしその裏で、街は、ハワイアンズ以外は全滅という恐ろしい状況に陥っていた。記者の手記からは、ハワイアンズのスタッフたちが自らの家族や友人を心配する気持ちをひた隠しにしながら働いていたことが伝わってくる。そして地震発生からわずか2日後、ハワイアンズはスタッフの運転で、余震と戦いながら、12時間かけて、記者を含めた宿泊客たちを送り届けたといい、記者の手記は、ハワイアンズへの感謝の言葉でしめくくられている。

 現在ハワイアンズは、無期限で休館となることをホームページ上で発表しているが、この体験記に感銘を受けた多くのユーザーたちがツイッターなどを通じて、ハワイアンズに激励の声を送り、「再開したら、必ず行きます!」という声が相次いでいる。

 2011年、今年はハワイアンズにとって開館45周年となる、特別な年だった。常磐炭鉱を閉鎖し、多くの反対を押し切って常磐ハワイアンセンターが開館したのは、1965年。炭鉱娘たちがフラガールとなり、「腰振って踊るなんて」と反対していた地元の住民も、いつしか一体となってハワイアンズを盛り上げてきた。ハワイアンズには、そんな「一山一家」の精神がいまだ根付いており、いわき市内の避難所では、ハワイアンセンターから、おみやげとして人気のある“マカデミアチョコレート”が数多く配られた。炭鉱の灯が消えても、東北のハワイとして再び復活したハワイアンセンター。フラガールたちを育てた不屈のいわき魂は、きっと新たな灯をもたらすはずだ。(編集部・森田真帆)

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