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サメに襲われ左腕を失ったサーファー、ベサニー・ハミルトンの映画が完成 ジャック・ニコルソンの娘も出演

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(左から)ロレイン・ニコルソン、デニス・クエイド、アンナソフィア・ロブ
(左から)ロレイン・ニコルソン、デニス・クエイド、アンナソフィア・ロブ

 2003年にサメの急襲によって左腕を失ったサーファー、ベサニー・ハミルトンの半生を描いた話題の新作『ソウル・サーファー(原題) / Soul Surfer』について、アンナソフィア・ロブデニス・クエイド、ロレイン・ニコルソンが語った。

 同作は、13歳の少女ベサニー(アンナソフィア・ロブ)はハワイのカウアイ島の海岸でサーフィンを毎日楽しんでいたが、ハロウィーンの朝にサメに襲われ左腕を失ってしまう。その絶望と恐怖でサーフィンを断念しようと考えるが、世界中から届いた励ましの手紙が、彼女を立ち上がらせていく……。デニス・クエイドは、ベサニーの父親トム役を演じ、ロレイン・ニコルソンはベサニーの友人、アラナ・ブランチャード役に挑戦している。

 プロのサーファーであるベサニーを演じる上でアンナソフィアは「(ベサニーを演じることは)最初はくじけそうになったけれど、まず海に慣れて自分自身が心地良い気持ちになることが大切だったの。わたしたちには、ラッセルというサーフィンのコーチが付いていたけれど、ベサニー自身もわたしとともにサーフィンをしてくれたわ」とベサニーから直接に習っていたそうで、ロレインとともに撮影2、3か月前からサーフィンのために練習を行っていたそうだ。ちなみに、ベサニーの父親役を演じたデニス・クエイドは、まずサーフボードの上に立つまでのパドルの時点で最初のうちは疲れていたそうだ。

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 ベサニーとの会話についてアンナソフィアは「ベサニーとはオープンな関係を保つことができたの。だから何でも聞けたんだけれど、実際にサメに襲われた話は、あまり話さなかったわ。ただそのときの体験は、この映画でも描かれているけれど、あっという間の出来事だったらしく、襲われた後はビーチで深呼吸をしながら、意識を保つためにひたすら神に祈っていたことや、助かりたいという気持ちしか頭になかったことも話してくれたわ」と語った。ベサニーは、病院に運び込まれるまでおよそ60%の体の血を失ったそうだが、搬送のさいに彼女は全く騒がず、落ち着いていたために命を取り留めることができたらしい。

 ベサニーがサメに襲われ病院に運ばれたとき、なんと彼女の父親トムが、偶然にも同じ日に同じ病院で膝の手術をするところだったらしい。「2つの出来事が重なるなんて、全く信じがたい話だが本当なんだ。父親のトムが膝の手術を行おうとしていたときに、急にトムのいた手術室を、サメに襲われた女の子を手術するためにあけ渡してくれと頼まれたそうなんだ。当然、トムは自分の子どもではないことを願っていたそうだが、それが本当に悪夢になってしまったんだ。彼にとっては、全く想像できない体験だったに違いない……」とデニスは語り、さらに彼は今回の出演は脚本も読まずに初めて決めた作品であることも明かした。

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 ベサニーの友人、アラナ・ブランチャード役を演じたロレイン・ニコルソンは、名優ジャック・ニコルソンの娘で、父親からのアドバイスについて「わたしの祖母がよく父(ジャック・ニコルソン)に言っていたことは、正直に生き、自分が成し遂げたことで自分を証明しなさいということだったの。だから、わたしもその言葉を父から譲り受けているわ」と話してくれたロレインは、主役を演じたアンナソフィアとレストランなどで共に食事をしながら仲を深めていったそうだ。

 ベサニーは復帰後、2005年にNSSA(National Scholastic Surfing Association)でチャンピオンになっている。映画は当時13歳だった少女の精神力を見事に描き出した映画に仕上がっている。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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