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原田知世ら初参加!『かもめ食堂』プロジェクトの第5弾『東京オアシス』製作決定!

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新作映画『東京オアシス』に出演する黒木華、小林聡美、原田知世、加瀬亮(左より)
新作映画『東京オアシス』に出演する黒木華、小林聡美、原田知世、加瀬亮(左より) - (C) 2011オアシス計画

 スマッシュヒットを記録した映画『かもめ食堂』をはじめ、「場所」とそこに生きる「人」のかかわりを描くプロジェクトの第5弾となる新作映画『東京オアシス』の製作が決定し、主演の小林聡美をはじめ、加瀬亮、シリーズ初参加の原田知世、本作が映画デビューとなる黒木華が意気込みを語った。

 フィンランドのヘルシンキを舞台に、日本人女性と現地に住む人々との交流や日常を温かく紡いだ映画『かもめ食堂』。「場所」と「人」をテーマにこれまで『かもめ食堂』『めがね』『プール』『マザーウォーター』と続いてきたプロジェクトだが、第5作目となる新作『東京オアシス』の製作が決定し、5月下旬にクランクイン、10月に劇場公開されることが発表された。

 主演を務めるのはこれまで同様、小林聡美。小林は本作で「女優・トウコ」を演じる。女優である小林が女優を演じることについて「どのくらいの女優なのか、大女優なのかなど、さじ加減が難しい。これから探っていきたい」と演じる上での難しさを小林は明かす。また、本作が2人の監督と3人の脚本によって織り成される映画であることから、「今までの作品とは違った雰囲気で面白くなりそう」と小林自身も撮影を楽しみにしている様子だった。

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 一方、『めがね』から本シリーズに参加している加瀬も、本作の台本を読み「これまでの作品とは違う」と感じたという。加瀬は、喪服姿で突然トラックの前に飛び出した小林演じるトウコを偶然見かけ、助けたことからトウコとかかわりを持つという役どころ。これまでの作品は会話劇ではなく、空気感や雰囲気が主とされてきた部分もあるが、本作での加瀬はセリフが多い。「僕は窓の外を見ながら『ん~』とか言っているくらいがちょうどいいので、少しセリフを減らしてもらえたらうれしいな(笑)」と場を和ませるような本音(?)も交えて加瀬は役柄を分析した。

 本作には小林と加瀬のほかにも、もたいまさこ光石研市川実日子ら本プロジェクトでおなじみのキャストが名を連ねるが、初参加となるのは原田と黒木。黒木はこれまでの作品について「澄んだ空気が流れているきれいな作品」と評し、原田は「セリフだけでなく、衣装や美術、小道具においても一つ一つ丁寧に作られていて、皆さんの愛情が感じられた。日本でこんな映画が作れるなんてすごい! と思っていたので、参加できてすごくうれしい」と喜びを語った。

 東日本大震災後、エンターテインメント業界も一時は自粛ムードが広がったが、今は日本復興に向けて、各人が元気を取り戻すために動いている。これから撮影するにあたって小林は、「まだまだ大変な状況が続くと思いますが、丁寧に心を込めて自分の仕事をやっていきたいと思います」。加瀬は「自分の中で今まで以上に、余計なものが揺り落とされた。そのままの自分でこの映画の中に立ちたい」と決意を新たに。また原田も「感じることがいっぱいあって、うまく言葉にできませんが、確実に自分自身が変化しました。この作品と出会えて、まっすぐに取り組むことが一番大切」と複雑な胸中を明かし、自身を人見知りと語る黒木は「自分にできる限りのことをやろうと思っています」と静かながらも強さをにじませる思いを明かした。

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 『東京オアシス』は東京を舞台に、普段忙しく生活していると忘れがちな、人とのちょっとした出会いから生まれる温かい関係を描く作品。主人公・トウコ(小林)が、加瀬演じるナガノ、映画館で働く昔の知り合いでシナリオライターだったキクチ(原田)、動物園でアルバイトの面接を受けたが「落ちる」と嘆くヤスコ(黒木)と出会い、何かを変えるきっかけや、背中を押すような交流を映し出す物語。観客にもきっと一歩踏み出す勇気を与えるに違いない。監督は、前作『マザーウォーター』でメガホンを取った松本佳奈と、これまでCMやプロモーションビデオを多数手掛けてきた中村佳代が務める。(編集部・小松芙未)

映画『東京オアシス』は10月22日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国順次公開

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