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仲里依紗、父親不明の臨月妊婦役!「今自分にできることは笑顔を届けること」と義理&人情で挑む!

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仲里依紗、臨月妊婦役に体当たりで挑む!
仲里依紗、臨月妊婦役に体当たりで挑む! - 映画『ハラがコレなんで』より

 本年度日本アカデミー賞新人賞を受賞した女優の仲里依紗が、新作映画『ハラがコレなんで』で、父親不明の妊婦役で主演を務めることが明らかになった。妊娠9か月を迎え、お金もなく困窮しているはずの仲演じる光子は、義理人情に厚いキャラクター。自分のことはさておき、周囲の人々のために力を注ぐ。そんな役を演じる仲は、東日本大震災の被災者に「心からお見舞い申し上げます」とした上で、「今、自分にできることは何か、それは皆さんに笑顔を届けることです!」と明るいエールを送り、日本を元気にする心意気だ。

 『ハラがコレなんで』は、先日、映画『川の底からこんにちは』で歴代最年少となる第53回ブルーリボン賞監督賞を受賞した石井裕也監督が、オリジナル脚本で挑む新作映画。海外からも熱い注目を浴びる石井監督が、映画『時をかける少女』や『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』で実力を惜しみなく発揮した旬の女優・仲とタッグを組んで、義理と人情を大切にする“妊婦ヒーロー”物語を描く。

 臨月で父親不在&お金なしという限界ギリギリの境遇ながらも、自分のことは棚に上げ、他人を助けようとする主人公・光子を演じる仲は、「この映画は観終わったあとに少しでも元気になっていただける作品になっていると思います」と作品に込めた思いを明かし、「皆さんにhappyを!!!」と力強く主演を務める意気込みを語る。現代では希薄といえる若者の義理&人情で、日本中に元気を送る仲の演技に期待が高まる。

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 そんな仲演じる光子の幼なじみで、光子にかつて恋心を抱いていた陽一役に、映画『マイ・バック・ページ』や『行け!男子高校演劇部』などが公開を控え、映画出演が相次ぐ中村蒼。中村演じる陽一の叔父・次郎役に石橋凌を迎え、石橋演じる次郎が思いを寄せる喫茶店のママを斉藤慶子が演じる。ほかにも、光子の両親役で並樹史朗竹内都子(ピンクの電話)、寝たきりのオバチャン役に稲川美代子と、バラエティーに富んだ顔ぶれが脇を固める。東日本大震災後、改めて人と人とのきずなや譲り合う気持ちの大切さを実感した人も多いはず。本作で決して失なわないでほしい日本人ならではの“粋”な計らいを目の当たりにするのもいいだろう。(編集部・小松芙未)

映画『ハラがコレなんで』は今秋、渋谷シネクイントほか全国公開

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