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水樹奈々、「切なくて、苦しくて…」シッダールタの苦悩に感情移入したことを告白

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役柄との共通点を「頼られると頑張っちゃう部分とか」と語る水樹奈々
役柄との共通点を「頼られると頑張っちゃう部分とか」と語る水樹奈々 - (C) 2011「手塚治虫のブッダ」製作委員会

 5月28日より公開される映画『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』に女盗賊ミゲーラ役で出演する水樹奈々が、大ファンだという手塚治虫作品への出演や役柄との共通点について語った。

映画『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』作品情報

 本作で水樹は、少女といってもいい年齢でありながらたくましさを感じさせる盗賊の少女ミゲーラを演じる。自身と役柄には共通点が多いらしく、水樹は笑い交じりに「頼られると頑張っちゃう部分とか。班長とか任せられると、がぜん張り切るタイプです(笑)」と身の周りのエピソードを挙げつつ、「規模は小さいんですが、もしかするとこういった部分は彼女と共通するところかもしれないですね」と役柄を分析。「あと、こうと決めたら絶対にやり通すところや譲らない部分は、すごく共感できますね」と役柄同様、自身も頑固者であるという意外な一面も明かした。

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 本作の脚本を一読した際には、「ものすごくシッダールタの苦悩するシーンが、リアルに心に突き刺さりました」とミゲーラよりは主人公に感情移入をしてしまったという水樹。すでに原作は読んでいるにもかかわらず、「1回目に読んだときは、切なくて、苦しくて……。この先が気になる終わり方だなってすごく感じました」と見事、3部作構成にした製作陣の思惑にはまってしまったようだった。水樹は、声優としてはキャラクターに深く入り込み、自身がそのキャラクターになりきるような感じで役づくりを行うと言い、脚本の段階ですでにどっぷりと作品の世界に浸かってしまった様子だ。

 手塚作品に多く触れてきたと公言している水樹のお気に入りは、一角獣の子どもが主人公の「ユニコ」。丸みを帯びたキャラクターが好きだったらしく、水樹は昨年の夏に念願かなって、携帯サイトBeeTVでムービーコミックとして配信された同作でユニコを熱演している。さらには26日より映画公開に先駆けて上野・東京国立博物館にて開催される特別展「手塚治虫のブッダ展」では音声ガイドのナレーションにも挑戦。声優業・歌手業とは違い、世界に入り込むのではなく、「ナレーションでは、しっかりと言葉を伝えるというところに重心を置いているので、ナチュラルに言葉と接し、届けることに徹しています」と声のトーンやテンション、スピードに気を使っているので、誰にでも聞きやすいように仕上がっている。

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 初の劇場アニメ化となった本作について水樹は「映画は、原作を読んでいらっしゃる方はもちろん、まだという方にも、ものすごく楽しんでいただける作品になっていると思います。コミックから動画になることで、より奥行きが出て、自然と『ブッダ』の世界に引き込まれ、手塚先生がキャラクターに込められた想いを、五感全てで感じていただけると思います」とアニメーションだからこそできる作品に仕上がっていると自負。さらには特別展「手塚治虫のブッダ展」にも言及して、「更に、映画を見て『手塚治虫のブッダ展』に来ていただけると、より深くシッダールタについてのバックボーンを知ることができます。シッダールタは本当に純粋な存在で……。無垢(むく)こそ最強だと、シッダールタを見ていると思いました」と自身の感想と合わせて、より本作の世界観を味わうための方法をオススメしている。(編集部・福田麗)

「手塚治虫のブッタ展」は4月26日から6月26日まで上野・東京国立博物館にて開催
映画『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』は5月28日より全国公開

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