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訃報『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』『大空港』に出演した往年の美人女優ダナ・ウィンターさんが死去

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ダナ・ウィンターさん(下)-『黒い牙』より
ダナ・ウィンターさん(下)-『黒い牙』より - Everett Collection/アフロ

 1956年の古典SFホラー『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』(日本未公開)に出演した、女優のダナ・ウィンターさんが、先週の木曜日にうっ血性心不全で亡くなっていたとロサンゼルスタイムズなどが報じた。79歳だった。

 ダナさんは、1931年6月にドイツのベルリンで生まれ、イギリスで育った後に南アフリカに渡り、大学で演劇を学んだ。イギリスに戻ってからは女優としてキャリアを積み、後に渡米。ロバート・テイラーと共演した『あの日あのとき』や、彼女名前を後々まで残すことになる『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』などに出演した。その後も1970年の『大空港』や1975年の『うず潮』、1993年の「帰って来た鬼警部アイアンサイド」など、多くの映画やテレビドラマなどで活躍した。

 映画『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』は、小説家ジャック・フィニイによる、1955年の著書「盗まれた街」を、『ダーティハリー』などを手掛けた名匠ドン・シーゲル監督が映画化した作品。小さな町を舞台に、宇宙から飛来したさや植物が人間の複製を生成し、次第に町の住人と入れ替わっていく恐怖を描いた作品。ダナさんは、ケヴィン・マッカーシー演じる主人公の恋人を演じた。国内では未公開ながら、名作古典映画として評価されており、ドナルド・サザーランド主演の『SF/ボディ・スナッチャー』やニコール・キッドマン主演の『インベージョン』など、数度にわたってリメイクされている。(編集部・入倉功一)

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