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米スミソニアン博物館「マリオ」「ゼルダの伝説」「ファイナルファンタジー」「メタルギア」など日本作品がズラリ!「アート・オブ・ビデオゲーム展」の展示作品が決定

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やっぱり、マリオは強かった!
やっぱり、マリオは強かった! - Getty Images

 来年3月よりスミソニアン博物館群内のスミソニアン・アメリカ美術館で行われる「アート・オブ・ビデオゲーム展」の展示作品約80点が発表され、その中には「スーパーマリオ」「ゼルダの伝説」をはじめとする日本のゲームが多数含まれていることが明らかになった。本展は、30年以上に及ぶビデオゲームの歴史を学術的にとらえようとする初の試みであり、展示作品は今年2月~4月に行われた一般からの投票によって決定された。

 スミソニアン・アメリカ美術館は、1829年成立の由緒ある美術館。同展は、テレビゲームを単なる娯楽品としてではなく、当時の最新技術を駆使した工業品、アーティストやクリエイターによる芸術作品としてとらえる試み。2009年末に開催が発表されて以来、同館が初めて「ゲーム」をメインに据えた展示を行うということで、ラインアップには注目が集まっていた。

 今回発表されたラインアップは、30年以上にわたるテレビゲームの歴史を5つの時代区分に分け、その上でプラットフォーム、ジャンル別に1つの代表作品を選んだもの約80作品。日本からは「ゼルダの伝説」シリーズから5作品が5つの時代すべてで選ばれているのを筆頭に、「スーパーマリオ」シリーズからは4作品、「スターフォックス」シリーズから3作品、「シムシティ」「メタルギア」シリーズからそれぞれ2作品選ばれている。意外だったのは人気RPG「ファイナルファンタジー」シリーズから1作品が選ばれている一方で、国内での人気を二分している「ドラゴンクエスト」シリーズは候補にすら挙がっていないこと。世界中で人気の「ポケットモンスター」シリーズは、携帯ゲーム機ソフトということで今回のラインアップからは漏れている。

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 時代区分は、1981年発表の「パックマン」、翌82年発表の「ドンキーコング」などのアーケードゲームを「第1期:始まり」と位置づけ、1983年発表のファミリーコンピュータ、1986年のセガ・マスターシステムなどの時代を「第2期:8ビット」、1988年のメガドライブ、1990年のスーパーファミコンの16ビットCPU搭載機を「第3期:ビットウォーズ!」、ウインドウズPC、ニンテンドー64、プレイステーション、セガサターンを「第4期:転換」、それ以降を「第5期:次世代」としている。ジャンルは「アクション」「アドベンチャー」「シューティング」「格闘/シミュレーション」に分けられており、各ジャンルごとに候補作が3つ挙げられており、そのうちの1つが投票に選ばれたという格好だ。

 投票で選ばれたほかに、推薦作品として展示されることが決まっているものもあり、北米と日本の作品が大半を占める結果となっている。今後も続々と作品は追加されていく予定であり、最新情報は随時オフィシャルサイト上で発表される。どのような展示になるのか今から楽しみにしている人も多いはず。開催は来年の3月から9月までを予定している。(編集部・福田麗)

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