本当にヤバイ！カルト映画『ムカデ人間』公開記念のムカデ合コン開催！「何かされるんじゃないか」という不安の男女が多数来場もつながる人が続出！

　21日、監獄と病院をイメージした渋谷のレストラン「アルカトラズE.R.」で、映画『ムカデ人間』公開記念“ムカデ合コン”が開催され、本作に出演するハリウッド在住の日本人俳優、“ムカデ人間1号”こと北村昭博を囲んで多くの男女が集まり、大盛り上がりとなった。

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　四つんばいになった3人の人間の口と肛門をつなぎ合わせ、ムカデ人間にされてしまった人間たちの恐怖を描き出す伝説のカルト・ムービー『ムカデ人間』。そのアブなさが、話題を集め、アメリカでは伝説化。テレビゲームやネックレスといった、たくさんのムカデグッズが作られたり、アメリカのテレビでは多くのセレブがムカデ人間について言及、さらには本作をパロディー化したポルノ映画が制作されるなど、隠れたブームを巻き起こしている本作がいよいよ日本上陸。本作PRのために来日している北村を囲んで、本作のテーマである“つながる”ための“ムカデ合コン”が実施されることになった。

　今回は、ツイッターの『ムカデ人間』公式アカウントのフォロワーから希望者を募り、多くの男女が集結。意外なことに、女性の参加者も非常に多かった。会場となった「アルカトラズE.R.」は監獄と病院をイメージしたレストランで、本作に登場するハイター博士が、ムカデ人間たちを監禁する部屋を彷彿（ほうふつ）させる格好のシチュエーション。“つながる”ために参加した来場者のテンションも、非常に上がっていた。合コンの席に登場した北村は、「来日して、いろんなPRをしてきましたが、このときを楽しみにしていました！」とご機嫌な様子。さらに「僕はこの映画を日本の人に観てもらいたいと思っていたんで、日本公開が決定したと聞いて号泣しました。多くの人につながってもらいたいです！」と来場者に熱く呼びかけると、会場のテンションは大いに高まった。

　この日の参加者の職業はさまざまだったが、彼らが口々にしていたのは「参加したら何かされるんじゃないかと思っていた」というコメント。一見、怪しさ満開の合コンイベントではあったが、実際に参加していたのは、本当に映画が大好きな男女。「割とどんなジャンルの映画でも観る」という人たちが多かったが、「まわりに『ムカデ人間』を一緒に観に行ってくれるような、もしくは一緒に語りあう友だちがいない」という切実な悩みを抱えていたようだ。そんなつながりたい男女であるからこそ、イベント中は映画の話で大盛り上がり。北村も参加者の輪に入り、映画の裏話を披露するなど、参加者にとっても貴重な機会となったようだ。

　さらにこの日は、隣の席で飲んでいた日本在住の米兵たちも合コンに乱入。言葉は片言でも、ハートでつながりあった参加者たちは、一緒に飲もうと意気投合。ムカデ合コンの座席と、米兵たちの座席を仕切っていたカーテンが取り払われた瞬間、国境を越えてつながった参加者たちは歓声を上げていた。

　つながることを目的に開催された本イベント。そこかしこで映画友だちが生まれた模様。北村も「これは大成功だよね！」と興奮気味でコメントするなど、人と人がつながるいいきっかけとなったようだ。（取材・文：壬生智裕）

映画『ムカデ人間』は7月2日よりシネクイントにてレイトショー公開