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不謹慎にもほどがあるタイトル『死ね!死ね!シネマ』が公開!意外にもハイクオリティーな作品で話題集中!

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女性監督の狂気が、映画撮影を地獄に変える!?-『死ね!死ね!シネマ』より
女性監督の狂気が、映画撮影を地獄に変える!?-『死ね!死ね!シネマ』より

 究極の恐怖を追求する監督に巻き込まれ、地獄の様相を呈していく狂気の映画撮影を映画『東京島』の篠崎誠が描く問題作、その名も『死ね!死ね!シネマ』が7月23日から公開されることが決定した。

篠崎誠監督映画『東京島』場面写真

 本作は、映画美学校の卒業制作試写会で学生の映画を酷評した講師が、観客からやじられ発狂。「映画は確実にそして無残に人間を破壊します。映画やめますか? それとも、人間やめますか?」という衝撃的な言葉と共に、42人の観客を虐殺する場面から幕を開ける、タイトル通りの衝撃作。事件から4年後、廃墟と化した学校を舞台に究極のホラー映画を撮ろうとする、当時女子高生だった女性監督が、周囲を地獄に巻き込むさまを描く。

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 もともとは映画美学校の実習作品であった短編を、同校の講師で本作の製作・脚本も務めた篠崎監督が度重なる追加撮影を経て完成させたという本作。関係者によると、あくなき映画作りへの追求に精力を注ぎ込んだためか、篠崎監督は本作のクランクインからアップまでに、13キロも体重が減ってしまったという。

 そんな本作を取り巻く狂気には、ホラー作品などを手掛ける関係者たちも衝撃を受けているようで「ラストでは言いようのない興奮で涙が止まらなくなる。まぎれもなく“映画”としか呼べない代物」(三宅隆太監督『呪怨 白い老女』)や「映画に携わるすべての人にとって、決して他人事ではない悪夢です」(佐藤佐吉監督『東京ゾンビ』)など絶賛のコメント。黒沢清監督と「黒沢清の恐怖の映画史」を共著、『殺しのはらわた』や人気ホラーシリーズ『怪談新耳袋』を手掛けるなど、映画のホラー表現の追及と、その狂気を目のあたりにしてきた篠崎監督の思いが、これでもかとぶつけられた作品であることをうかがわせる。

 惨劇の場面は、上映館のオーディトリウム渋谷で140名以上のエキストラを動員して撮影されたということで、「今映画を観ている自分も殺されるんじゃ……」という、別の意味での恐怖を味わうこともできそう!?(編集部・入倉功一)

映画『死ね!死ね!シネマ』は7月23日~8月5日までオーディトリウム渋谷にてイブニング&レイトショー公開

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