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楽しんご、壮絶な青春時代をついに書籍化!イジメ、性の目覚め…すべてをつづった自叙伝!

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「泥だらけの制服」表紙
「泥だらけの制服」表紙

 人気芸人の楽しんごが自身のイジメ体験を告白した書き下ろし自叙伝「泥だらけの制服」が、7月21日に発売される。テレビ番組などで大きな話題を呼んだ壮絶なイジメ体験のことはもちろん、男性を好きになるようになったきっかけなど、芸人として、また整体師として、世間に認められた楽しんごが今だから明かすことのできる自叙伝だ。

 ピン芸人として大ブレイクを果たし、今やバラエティー番組などにも引っ張りだこの楽しんご。その一方で、テレビ番組では中学時代の壮絶なイジメられっ子体験を告白し、大きな話題を呼んだ。本書は、楽しんごがその体験のすべてを初めて書籍という形でつづったもの。帯に記された「中学時代の僕は、筆舌しがたい苦しみの中にいました」という楽しんごのコメントが決して大げさではないことは、本書を読めば明らか。けられることや殴られることは日常茶飯事。それにとどまらず、指をホチキスで留められたり、唇をカッターで切られたりすることもあったという、青春のすべてがここに明かされている。

 芸人=“ゲイ”人として知られる楽しんごだが、小学生までは女の子が好きだったことも本書の中で告白。ごく普通だったはずの男の子が、どうして男性を好きになるようになってしまったのか。そのきっかけを記したエピソードからは、多感な思春期だからこそ、一つの体験がそれまでとは百八〇度違う世界を開いてしまうこともあるのだと教えられる。楽しんごが経験したことは、彼だけに訪れるものではなく、誰にでも起こる可能性のある性の目覚めなのだ。

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 いつもテレビ番組では笑顔を見せている楽しんごだからこそ、その裏側にあるものが、これほどの衝撃もって胸に迫ってくるのだろう。大人になると忘れてしまいがちだが、青春は決してきれいなだけの思い出ではない。ただの芸能人の告白本と思って読むのを避けるのではなく、まずは一度、手に取ってみてほしい作品だ。(編集部・福田麗)

「泥だらけの制服」は7月21日にワニブックスより発売 価格:1,300円(税込み)

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